決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 121.39億円 | 2.6%減 | 121.87億円 | 横ばい圏 |
| 営業利益 | 7.82億円 | 9.0%減 | 8.40億円 | 持ち直し |
| 経常利益 | 8.53億円 | 8.6%減 | 9.59億円 | 改善計画 |
| 純利益 | 5.52億円 | 8.2%減 | 6.25億円 | 増益予想 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 86.93円 | 通期予想98.34円に対してやや未達 |
| 自己資本比率 | 78.7% | 極めて高い |
| 総資産 | 198.74億円 | 小規模ながら安定 |
| 現金及び現金同等物 | 65.76億円 | 手元資金は潤沢 |
ポジティブ要因
自己資本比率は78.7%と非常に高く、財務の安全性は際立つ。現金同等物も多く、配当も40.8円予想と安定感がある。教育関連需要は景気に左右されにくい面もある。
リスク要因
売上高、営業利益、経常利益、純利益がそろって減少した。教材・教育出版は少子化や採用環境、学校現場の予算配分の影響を受けやすく、成長の加速は簡単ではない。
財務安全性
総資産は198.74億円、純資産は156.42億円、自己資本比率は78.7%となった。財務は非常に堅く、外部環境がやや弱くても耐えやすい。
業界動向との関連
教育関連は少子化で市場が大きく伸びにくい一方、学校の教材更新やデジタル化需要は続く。文溪堂は安定需要を土台に、利益率の維持が重要な銘柄である。
株価への示唆
会社予想EPS98.34円を基準に、PER10倍、12倍、14倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 10倍 | 98.34円 | 983円 |
| 中立 | 12倍 | 98.34円 | 1,180円 |
| 強気 | 14倍 | 98.34円 | 1,377円 |
堅い財務と安定配当は評価材料だが、成長性が強くないため評価は落ち着きやすい。
今期の総括
2026年3月期は減収減益だったが、財務は引き続き強固である。守りの強さはあるため、業績の小幅回復を待つ局面といえる。
来期見通し
2027年3月期は売上高121.87億円、営業利益8.40億円、経常利益9.59億円、純利益6.25億円、EPS98.34円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。成長性は穏やかだが、財務と配当の安心感があり、安定重視で見たい銘柄だからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示