決算サマリー

項目当期実績前期比次期予想見方
売上高145.69億円0.3%増151.00億円増収計画
営業利益11.94億円5.7%増12.40億円増益計画
経常利益12.07億円4.6%増12.50億円増益計画
親会社株主帰属純利益8.07億円15.9%増8.20億円微増計画

定量評価

指標実績見方
ソリューションサービス事業売上高53.42億円5.6%増
受託開発事業売上高27.86億円8.3%減
自己資本比率73.4%高水準維持

ポジティブ要因

ZeeMシリーズなどの利用料モデルが堅調で、ソリューションサービス事業は10.19億円の営業利益を確保した。DX推進部の新設や社内DX強化も、今後の提供価値拡大に向けた布石となっている。

リスク要因

受託開発事業は大型案件完了の反動で減収、サポートサービス事業も主要顧客の内製化で減益となった。AIやDX需要は追い風だが、AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。

財務安全性

総資産は105.54億円、純資産は77.42億円となり、自己資本比率は73.4%と高い。営業CFは13.41億円の黒字、現金同等物は61.28億円で、財務余力は厚い。

業界動向との関連

企業のDX投資は堅調だが、受託開発は案件構成や人員配置の影響を受けやすい。一方で、ストック型ソフトウェアの比率が高まる企業は、景気変動に対して比較的安定した収益構造を築きやすい。

株価への示唆

ストック収益の比率上昇が続き、DX支援の高付加価値化が進む場合は、収益の安定成長企業として評価される可能性があります。一方で、受託案件の反動減や顧客内製化の影響が広がる場合は、成長率の鈍化が意識される可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は、売上成長こそ小幅だったが、利益の質は改善した。受託依存を和らげ、ストック型収益を厚くする方向性が数字に表れた決算といえる。

来期見通し

会社は2027年3月期に売上高151.00億円、営業利益12.40億円、経常利益12.50億円、純利益8.20億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。収益安定化は前進しているが、成長率はなお穏やかで、受託事業の反動も確認が必要なためである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。