決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,938.66億円 | 3,758.49億円 | +4.8% | 4,100.00億円 | - |
| 営業利益 | 165.58億円 | 144.75億円 | +14.4% | 168.00億円 | - |
| 純利益 | 130.84億円 | 113.32億円 | +15.5% | 135.00億円 | - |
| EPS | 349.18円 | 302.41円 | +15.5% | 360.26円 | - |
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +15.5% | 前年同期比 | 利益成長は堅調 |
| ROIC | 開示なし | - | 短信では開示なし |
| PER推移 | 想定9-13倍 | 補足市場データ未取得のためシナリオ前提 | BPO大手として標準レンジを想定 |
ポジティブ要因
CXサービスの付加価値化が進んだ
独自CXプラットフォームの導入企業は125社に拡大し、受注拡大につながった。
BPOの需要が広がった
建設、製造、物流などでBPO需要が増え、国内BPOの新拠点開設も売上拡大に寄与した。
財務余力は高い
自己資本比率は57.3%、営業CFは207.60億円の黒字、現金同等物は789.01億円と厚い。
リスク要因
利益率は依然高くない
営業利益率は4.2%で、受注増に対して人件費や拠点投資が増える構造がある。
海外の利益成長は鈍化した
海外関係会社のセグメント利益は0.3%減で、東南アジア子会社の利益減少が響いた。
人材不足リスクが続く
専門人材不足が続く中で、採用・育成コストが上振れすると利益率改善が鈍る可能性がある。
財務安全性
自己資本比率は57.3%で健全性は高い。営業CFは207.60億円の黒字で、投資CFのマイナスを十分吸収している。
業界動向との関連
BPO・CX市場では、生成AI活用と人手不足対応の両面から需要が拡大している。単純な人月提供より、AIと業務設計を組み合わせた高付加価値型の受託へ移行できる企業が優位になりやすい。
株価への示唆
前提は2027年3月期会社予想EPS360.26円である。補足市場データが未取得のため、ここではBPO大手の想定PERを9倍から13倍で置く。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 9倍 | 360.26円 | 3,242円 |
| 中立 | 11倍 | 360.26円 | 3,963円 |
| 強気 | 13倍 | 360.26円 | 4,683円 |
国内CX・BPOの収益改善が続き、AI関連サービスも利益寄与に入る場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で、人件費上昇と海外採算悪化が続く場合は弱気シナリオを意識しやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
今期の総括
2026年3月期は、CXとBPOの需要増を着実に取り込み、国内中心に収益性改善も進んだ一年だった。
来期見通し
会社は2027年3月期に売上高4,100.00億円、営業利益168.00億円、経常利益178.00億円、純利益135.00億円、EPS360.26円を見込む。増収増益計画だが、利益の伸びは小さい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。増益基調は続くが、利益率の低さと人材投資負担を踏まえると、評価の上振れにはもう一段のマージン改善が必要だからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信・開示資料を基に作成しています。
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2026年4月30日開示
- 株価への示唆は会社予想EPSとシナリオPER仮定に基づく試算です。