決算サマリー

項目当期実績前期比次期予想見方
売上高1,178.13億円9.3%増1,260.00億円増収継続
営業利益190.73億円13.2%増195.00億円高水準維持
経常利益193.26億円13.4%増197.00億円増益計画
親会社株主帰属純利益130.09億円10.3%増131.00億円横ばい圏

定量評価

指標実績見方
システム開発事業売上高1,001.06億円8.3%増
ソリューション事業売上高177.20億円15.0%増
DAS事業売上高575.78億円15.8%増
自己資本比率75.7%前期74.5%から改善

ポジティブ要因

金融IT、産業IT、社会基盤IT、ITインフラのすべてが増収で、特にソリューション事業の営業利益は14.88億円と前期比約2倍となった。DX・AI関連や基幹システム刷新需要が広く取り込めている。

リスク要因

情報サービス産業は受注環境が良好でも、人材確保や採算性の低いプロジェクトの影響を受けやすい。社会基盤ITでは低採算案件の影響が出ており、AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。

財務安全性

総資産は974.42億円、純資産は747.99億円となり、自己資本比率は75.7%へ上昇した。営業CFは161.56億円の黒字で、現金同等物は324.91億円まで積み上がっている。

業界動向との関連

企業のAI・DX投資、基幹システム刷新、セキュリティ需要は引き続き堅調である。ITサービス業界では、受注量だけでなく高付加価値案件の構成比と人材供給力が利益率を左右しやすい。

株価への示唆

DX・AI関連案件とソリューション販売が続伸し、高い営業利益率を維持できる場合は、安定成長の大型IT企業として評価される可能性があります。一方で、人材コスト上昇や低採算案件が増える場合は、増収でも利益率低下が意識される可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は、中期経営計画の最終年度として業績拡大を継続し、営業利益の過去最高更新を果たした。量と質の両面で受注が伸びた決算である。

来期見通し

会社は2027年3月期に売上高1,260.00億円、営業利益195.00億円、経常利益197.00億円、純利益131.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。業績は強いが、IT株としては高成長期待も織り込まれやすく、利益率維持が継続評価の前提となるためである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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