決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,410.33億円 | 1,347.71億円 | +4.6% | 1,500.00億円 | - |
| 営業利益 | 66.22億円 | 68.24億円 | -3.0% | 73.00億円 | - |
| 純利益 | 51.14億円 | 48.92億円 | +4.5% | 55.00億円 | - |
| EPS | 173.18円 | 164.32円 | +5.4% | 186.20円 | - |
売上成長は維持したが、利益率はやや低下した。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +5.4% | 前期比 | 着実な増益 |
| 営業利益率 | 4.7% | 前期5.1% | 収益性はやや低下 |
| 自己資本比率 | 72.0% | 前期71.1% | 財務は健全 |
最終利益は増えたが、営業利益率は小幅に低下している。
ポジティブ要因
制御機器分野が伸びた
サーボモータ、センサー、ロボット関連機器が堅調で、制御機器売上は497.45億円と前期比7.9%増となった。
自動化・DX需要が追い風である
人手不足対応や脱炭素関連の設備投資姿勢は底堅く、商談環境を支えている。
来期は増収増益計画である
2027年3月期会社予想は売上高1,500億円、営業利益73億円、純利益55億円である。
リスク要因
営業利益は減少した
増収にもかかわらず営業利益は前期比3.0%減で、本業の採算改善は限定的だった。
原油高と素材調達リスクが残る
中東情勢や紛争長期化による原油高、関連素材の入手難が不透明要因である。
景気敏感性が高い
機械器具関連業界は生産用機械や輸送機械の動向に左右されやすい。
財務安全性
総資産は1,276.39億円、純資産は918.97億円、自己資本比率は72.0%である。営業CFは43.04億円の黒字、現金及び現金同等物は162.06億円で、財務は安定している。
業界動向との関連
FA商社業界は人手不足対応の自動化投資、半導体関連設備、脱炭素対応が追い風である一方、原材料価格や景気動向の影響を受けやすい。設備投資サイクルの波は収益に反映されやすい。
株価への示唆
前提は2027年3月期会社予想EPS186.20円である。補足市場データが未取得のため、ここでは機械商社株の想定PERを8倍から11倍で置く。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 8倍 | 186.20円 | 1,490円 |
| 中立 | 9倍 | 186.20円 | 1,676円 |
| 強気 | 11倍 | 186.20円 | 2,048円 |
制御機器中心に需要拡大が続けば強気シナリオに近づく可能性がある。一方で景気減速や原価上昇が強まる場合は弱気シナリオを意識しやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
今期の総括
2026年3月期は商材別の強弱がありつつも、増収と増益を確保し財務基盤も強化した年度だった。
来期見通し
会社は2027年3月期に売上高1,500.00億円、営業利益73.00億円、経常利益78.00億円、親会社株主帰属利益55.00億円を見込む。成長市場向け営業活動が前提だが、外部環境次第で変動余地はある。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。需要環境は悪くないが、利益率改善がまだ十分には見えていないからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2026年5月8日開示