決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,755.74億円 | 4,583.54億円 | 3.8%増 | 5,000.00億円 | 増収継続計画 |
| 営業利益 | 91.31億円 | 89.48億円 | 2.0%増 | 110.00億円 | 本業は改善 |
| 経常利益 | 111.85億円 | 105.02億円 | 6.5%増 | 120.00億円 | 増益基調 |
| 純利益 | 45.87億円 | 70.76億円 | 35.2%減 | 75.00億円 | 特損の影響大 |
| 年間配当 | 80円 | 80円 | 横ばい | 80円予定 | 還元維持 |
本業は堅調だが、最終利益は減損の影響で見栄えが悪い。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 加工食品営業利益 | 79.28億円 | 前期比横ばい | 主力は安定 |
| 食肉営業利益 | 19.31億円 | 前期比7.27億円増 | 改善が鮮明 |
| 営業CF | 197.52億円 | 前期比55.40億円増 | 資金創出は強い |
純利益減少より、本業とキャッシュ創出を重視してみる必要がある。
ポジティブ要因
数量増で増収
ハム・ソーセージ、加工食品、食肉の数量増が増収に寄与した。
食肉事業が改善
養豚事業の逆風はあったが、数量増で食肉事業利益は大きく伸びた。
営業CFは拡大
営業CFは197.52億円と大幅に改善し、運転資金の改善も効いている。
リスク要因
減損損失が重い
ベンダー事業悪化や子会社資産減損が最終利益を大きく押し下げた。本業の収益力とは異なる要因が含まれています。
ベンダー事業の弱さ
営業利益が概ね横ばいにとどまった背景には、ベンダー事業の減益がある。
食品業界のコスト変動
為替や原料価格などの影響は今後も続きやすい。
財務安全性
総資産は2,412.80億円、純資産は1,305.36億円で、財務は安定している。営業CFが強く、有利子負債負担も過重ではない。
業界動向との関連
加工食品・食肉業界は数量確保とコスト吸収力が重要になる。プリマハムは数量増で本業を維持したが、低採算事業の整理が次の課題といえる。
株価への示唆
営業利益・経常利益の改善と営業CF拡大は下支え材料である。一方、減損計上で事業ポートフォリオの見直し圧力も意識されやすい。本業改善が続き、特損要因が剥落する場合は見直し余地がある。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期は、本業改善と最終減益が同居した決算だった。評価は最終利益ではなく、本業と事業整理の進展で見る局面である。
来期見通し
2027年3月期は売上高5,000億円、営業利益110億円、経常利益120億円、純利益75億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。本業は悪くないが、事業ポートフォリオ再編の影響をなお見極める必要があるからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示