決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,169.77億円 | 0.5%増 | 3,225.00億円 | 小幅成長 |
| 営業利益 | 182.46億円 | 8.8%減 | 185.00億円 | 持ち直し |
| 経常利益 | 195.26億円 | 8.7%減 | 197.00億円 | 横ばい圏 |
| 純利益 | 73.60億円 | 41.1%減 | 170.00億円 | 回復計画 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 79.72円 | 次期予想195.97円に対し低位 |
| 自己資本比率 | 67.0% | 財務は安定 |
| 総資産 | 4,372.75億円 | 事業基盤は厚い |
| 現金及び現金同等物 | 948.03億円 | 手元資金は潤沢 |
ポジティブ要因
売上高は微増ながら維持され、営業CFは244.74億円の黒字を確保した。配当は年間70円に増配され、次期は年間100円予想と還元姿勢も明確である。自己資本比率67.0%と財務余力も高い。
リスク要因
営業利益、経常利益、純利益はいずれも前期比で減少した。食品事業は原材料価格、物流費、人件費の上昇を受けやすく、価格転嫁の難しさが収益を圧迫する可能性がある。
財務安全性
総資産は4,372.75億円、純資産は3,227.15億円、自己資本比率は67.0%となった。財務は安定しており、成長投資と株主還元を同時に進められる体力がある。
業界動向との関連
食品業界は、値上げ浸透とコスト上昇の綱引きが続く。ハウス食品は国内ブランド力と海外展開の両輪を持つが、収益成長には価格政策と製品ミックスの最適化が引き続き重要となる。
株価への示唆
次期予想EPS195.97円を基準に、PER16倍、18倍、20倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 16倍 | 195.97円 | 3,136円 |
| 中立 | 18倍 | 195.97円 | 3,527円 |
| 強気 | 20倍 | 195.97円 | 3,919円 |
今期減益の印象は残るが、来期回復計画と増配が評価の下支えになりやすい。
今期の総括
2026年3月期は増収を維持した一方、利益は減少した。守りの財務と還元は維持されており、来期の回復力が焦点である。
来期見通し
2027年3月期は売上高3,225.00億円、営業利益185.00億円、経常利益197.00億円、純利益170.00億円、EPS195.97円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。収益の底堅さと財務安定はあるが、今期減益からの回復を実績で確認したい局面だからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示