決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 619.74億円 | 7.5%増 | 638.00億円 | 増収継続 |
| 営業利益 | 23.34億円 | 0.1%増 | 23.40億円 | 利益維持 |
| 経常利益 | 23.36億円 | 1.3%減 | 23.40億円 | 横ばい圏 |
| 純利益 | 16.98億円 | 70.4%増 | 17.00億円 | 大幅増益 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 149.62円 | 会社予想150.00円にほぼ一致 |
| 自己資本比率 | 52.9% | 財務は安定 |
| 総資産 | 283.99億円 | 規模は堅実 |
| 現金及び現金同等物 | 43.88億円 | 流動性は十分 |
ポジティブ要因
売上高が7.5%増となり、営業利益もほぼ前年並みを維持した。期末配当は17円、年間配当は32円へ増額され、株主還元姿勢も確認できる。営業CFは33.71億円の黒字で、資金面の安定感もある。
リスク要因
中食業界は原材料、物流費、人件費の変動を受けやすい。売上成長が続いても、コスト上昇が同時進行すると利益率が伸び悩みやすい。コンビニ惣菜や量販向け商品の競争も引き続き意識したい。
財務安全性
総資産は283.99億円、純資産は151.73億円、自己資本比率は52.9%となった。営業CFは33.71億円の黒字で、借入に依存しすぎない財務構造を維持している。
業界動向との関連
中食市場は共働き世帯や単身世帯の増加を背景に底堅い一方、値上げの受容度には差がある。シノブフーズのような製造型企業は、量の確保と利益率改善の両立が重要になる。
株価への示唆
会社予想EPS150.00円を基準に、PER8倍、10倍、12倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 8倍 | 150.00円 | 1,200円 |
| 中立 | 10倍 | 150.00円 | 1,500円 |
| 強気 | 12倍 | 150.00円 | 1,800円 |
安定成長と増配が続くなら中立シナリオが意識されやすいが、原材料高が長引く場合は評価が抑えられやすい。
今期の総括
2026年3月期は増収増益を確保し、財務も改善した。食品メーカーとしては、値上げと生産効率改善が数字に表れた決算といえる。
来期見通し
2027年3月期は売上高638.00億円、営業利益23.40億円、経常利益23.40億円、純利益17.00億円、EPS150.00円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。堅実な増収増益だが、食品業界特有のコスト変動も大きく、継続的な利益率改善を確認したいからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示