概要
LASSICは、鳥取県鳥取市に本社を置く情報・通信業の企業です。2026年5月27日にTOKYO PRO Marketへ上場予定の銘柄で、証券コードは574Aです。
事業の中心は、リモートワークとIT人材を結びつける人材ソリューションである。単なるシステム開発会社というより、IT人材サービス、フリーランス活用、リモートワーク、地方創生を組み合わせた「リモートワーク特化型のIT人材プラットフォーム」と見る方が実態に近い。
- 業種:情報・通信業
- 市場区分:TOKYO PRO Market
- 主な事業:IT人材ソリューション、リモートワーク人材マッチング、システム開発支援
- 主要サービス:Remogu、リラシク、ITソリューション
- 本社:鳥取県鳥取市南吉方3-201-3
=> 鳥取発のIT人材サービス企業として、都市部のIT人材不足と地方の働き方課題をつなぐ銘柄
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社LASSIC |
| 英文名 | LASSIC CO., LTD. |
| 証券コード | 574A |
| 市場区分 | TOKYO PRO Market |
| 上場予定日 | 2026年5月27日 |
| 設立 | 2006年12月26日 |
| 代表者 | 代表取締役社長 若山 幸司 |
| 本社所在地 | 鳥取県鳥取市南吉方3-201-3 |
| 東京オフィス | 東京都千代田区平河町2-5-3 Nagatacho GRiD |
| 従業員数 | 257名(2025年4月時点) |
| 売上高 | 47.88億円(2025年4月期) |
| 経常利益 | 2.07億円(2025年4月期) |
| 公式サイト | https://www.lassic.co.jp/ |
事業内容
LASSICは「採用」と「DX」領域を軸に、IT人材ソリューション事業を展開している。
主な特徴は、リモートワークとIT人材を掛け合わせている点である。都市圏ではIT人材不足が続き、地方では働く場所や雇用機会の制約がある。LASSICはこのギャップを、リモートワーク人材のマッチングやシステム開発支援で埋めるポジションにいる。
主要サービス
| サービス | 内容 |
|---|---|
| Remogu | リモートワーク人材と企業をつなぐIT人材マッチングサービス |
| リラシク | 採用・キャリア関連サービス |
| ITソリューション | フリーランス活用やシステム開発支援 |
Remoguは、同社の紹介ページを作るうえで最も分かりやすいフックになる。リモートワーク、IT人材不足、地方創生という複数のテーマを同時に持つためだ。
時間軸別分析
#### 短期(3〜6ヶ月)
上場直後は、TOKYO PRO Market銘柄としての流動性、開示の継続性、投資家認知が焦点になる。
- 上場初期の売買成立状況
- 発行者情報・決算開示の更新
- IT人材需要とリモートワーク需要の継続
- TOKYO PRO Market銘柄としての情報量
TOKYO PRO Marketはプロ投資家向け市場であり、一般市場のグロース銘柄とは流動性や投資家層が異なる。短期売買というより、企業理解と開示確認を優先したい。
#### 中長期(9〜12ヶ月)
中長期では、Remoguを中心としたIT人材プラットフォームがどこまで拡大できるかが評価軸になる。
- IT人材不足の構造的追い風
- リモートワーク人材の登録・稼働拡大
- 法人顧客の継続利用
- システム開発支援とのクロスセル
- 地方発IT企業としてのブランド形成
鳥取発というストーリーは強い。ただし、投資判断ではストーリーだけでなく、売上成長、利益率、人材獲得力、顧客継続率を確認する必要がある。
財務・バリュエーション(概略)
2025年4月期の売上高は47.88億円、経常利益は2.07億円である。
売上規模はすでに一定水準にあり、赤字先行のスタートアップというより、収益を出しながら上場する地方発IT人材サービス企業という見方が近い。
- 売上高:47.88億円
- 経常利益:2.07億円
- 経常利益率:約4.3%
- 従業員数:257名
今後は、売上成長率、営業利益率、採用・外注コスト、プラットフォーム型収益の比率を確認したい。
投資視点の整理
- グロース性:★★★★☆
- 安定性:★★★☆☆
- 収益性:★★★☆☆
- 流動性:★★☆☆☆
- テーマ性:★★★★☆
LASSICは、リモートワーク、IT人材不足、地方創生、DXという分かりやすいテーマを持つ。一方で、TOKYO PRO Market銘柄であるため、流動性や情報取得のハードルは意識したい。
リスク要因
- TOKYO PRO Market銘柄として流動性が限定される可能性
- IT人材サービス市場の競争激化
- フリーランス・リモートワーク需要の変動
- 採用コストや外注費の上昇
- 一般市場銘柄と比べた情報量の少なさ
結論的ポジション
LASSICは、鳥取発のIT人材サービス企業として、地方創生とリモートワークを組み合わせた分かりやすいストーリーを持つ。
投資目線では、上場直後の値動きよりも、Remoguを中心とした人材プラットフォームの成長、収益性、開示の継続性を見る銘柄である。TOKYO PRO Market銘柄としての流動性には注意しつつ、IT人材不足という構造テーマに乗れるかを追いたい。
参考情報
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報(TOKYO PRO Market)」
- 日本M&Aセンター TOKYO PRO Market上場支援サービス「株式会社LASSICが、TOKYO PRO Market上場へ」
- LASSIC公式サイト