記事の図解

十字線の値動きを例から考える

十字線は、ローソク足の始値と終値が近く、実体が小さく見える形です。一定期間の取引で買いと売りが拮抗した可能性を考える手掛かりになりますが、価格が横ばいのまま終わった理由や、その後の方向までは一本の足だけでは分かりません。

仮に、上昇が続いた銘柄で十字線が現れたとします。利益確定と新しい買いが重なって迷いが出た可能性はありますが、翌日も上昇するか下落するかは決まっていません。下落中に出た場合も同じく、反転の確定ではなく、次の値動きや出来高、ニュースを見直す場面として扱います。

実例を検討するときは、ローソク足が出る前のトレンド、時間軸、出来高、同時期の会社情報を一緒に記録します。結果を知ってから都合のよい十字線だけを選ばず、反転しなかった例も同じ基準で比べます。