はらみ足を見る利点
一本目より短い実体が続く形は、買い手と売り手の力関係が変わり始めているかを考える合図になります。上昇が続いた後なら買いの勢いが一服したのか、下落が続いた後なら売り圧力が弱まったのかを確認するきっかけになります。
ローソク足は、始値、終値、高値、安値を一つの記号で示します。はらみ足では、ひげの長さだけでなく、実体同士の位置関係を見るのが基本です。ただし、形が似ていても、直前のトレンドや市場全体の動きが異なれば意味合いも変わります。
使う場面と限界
値動きを見直す目印にする
株価が上昇した後、はらみ足が出たら、決算発表や業績見通し、出来高などほかの情報に変化があったかを調べます。保有株なら、買ったときの前提が変わっていないかも確認します。
形だけで底や天井と決めない
はらみ足の後に株価が同じ方向へ動くことも、反対方向へ動くこともあります。チャートの形は過去の値動きを並べたもので、将来を保証するものではありません。次のローソク足を待つ、売買を見送るなど、価格の形だけで取引を急がない方法もあります。
確認の順序
- はらみ足の前に、上昇や下落が続いていたか。
- 二本目の実体が、前の実体の範囲内に収まっているか。
- 出来高や会社発表、市場全体の動きに変化があったか。
- 売買する場合、チャート以外の理由と損失許容額を説明できるか。
まとめ
はらみ足を知るメリットは、相場の勢いが変わる可能性に気づき、確認を始められることです。形を売買サインとして使わず、直前の値動き、出来高、企業や市場の情報と合わせて読みます。