記事の図解

ダブルボトムの基本

価格が下落した後、一度反発し、再び下げて最初の谷に近い水準で止まる形を、ダブルボトムと呼びます。二つの谷の間の戻り高値を結ぶ線がネックラインです。価格がネックラインを上回る動きは、パターンを重視する人が反転の可能性を考える材料になります。

実際のチャートは教科書の図のように整っていません。谷の高さや間隔をどこまで許容するかに共通の絶対基準はなく、チャートの期間によっても形の見え方が変わります。

似た見方との違い

ダブルボトムは、二つの安値とその間の戻り高値という形に注目します。単に「株価が安くなった」「同じ価格帯で止まった」というだけでは、パターンが完成したとは言えません。ネックラインを越えずに再び下がれば、底値形成の見立ては崩れる可能性があります。

ネックラインを上回った後も、上昇が続く保証はありません。上抜けが終値で定着したか、取引量に変化があったか、指数や業種全体の動きと比べてどうかを確認します。出来高や他の指標も、単独で将来を確定させるものではありません。

投資判断に使うとき

パターンを根拠に取引するなら、買う条件だけでなく、想定が外れた場合にどうするかを先に決めます。ネックラインの下に戻った場合の対応や、投資額が許容できる損失を超えていないかを確認します。

チャートの形は企業の業績や価値を説明しません。長期投資では、業績、財務、事業環境など、投資理由に沿った情報も別に調べましょう。

まとめ

ダブルボトムは、下落後に二つの谷と、その間の戻り高値を上回る動きに注目するチャートパターンです。二度安値をつけたことも、ネックラインを上抜けたことも、相場反転を保証しません。

期間や形の見方をそろえ、取引条件と損失管理を決めたうえで、企業や市場の情報と組み合わせて考えます。

出典