記事の図解

辰巳天井の意味

十二支の辰と巳にあたる年に株価が高値をつける、という相場格言です。過去の相場の動きを干支に結びつけて語るものですが、一定の仕組みで価格が動くことを示す経済理論ではありません。対象とする市場や期間によって過去データの見え方も変わります。

過去に格言と同じ動きがあった年だけを選んで見ると、規則性があるように感じることがあります。しかし、数回の事例だけから次の天井を予測することはできません。株価は企業業績、金利、景気、為替、政策、投資家の需給など、さまざまな要因に影響されます。

長期投資での使い方

辰年や巳年を迎えたことだけを理由に、保有株を売却したり積立を止めたりする必要はありません。むしろ、決めていた資産配分から大きくずれていないか、投資に回す資金が生活資金を圧迫していないか、投資先の前提が変わっていないかを定期的に確認する機会にできます。

相場の先行きが不安なときは、一括投資や積立の計画を自分の資金計画と照らし、必要ならリスク量を見直します。干支に合わせて相場の天井を当てようとせず、あらかじめ決めた運用方針に沿うことが大切です。

まとめ

辰巳天井は、辰年から巳年にかけて株価が天井をつけるという相場格言です。相場の転換点を予測できる法則ではありません。

長期投資では干支だけで売買せず、資産配分、投資期間、資金計画、投資先の状況を定期的に見直しましょう。