記事の図解

カップウィズハンドルの実例

カップウィズハンドルは、上昇後の調整と回復をカップに、戻り高値の近くでの小さな調整をハンドルに見立てるチャートパターンです。形の定義や判定には幅があるため、次の数値は形を読む練習用の架空例であり、特定の銘柄や売買の推奨ではありません。

架空の値動き

ある銘柄が1,000円から1,300円まで上昇し、その後1,100円まで下がったとします。数か月かけて1,280円まで戻り、続いて1,200円付近で小さく調整しました。この動きはカップとハンドルに似て見えるかもしれません。その後、株価が1,300円を超えたとしても、パターンが完成して上昇が続くと決まったわけではありません。上抜け後に価格が戻る場合や、市場全体の下落に影響される場合があります。

形を見る手順

  1. カップの前後を確認する。 先行する上昇があるか、下げと回復にどのくらいの期間がかかったかを見る。
  2. ハンドルを確認する。 戻り高値に近い位置で調整しているか、カップ全体に対して下落が深くなりすぎていないかを比べる。
  3. 基準価格を記録する。 どの価格を戻り高値とするか、上抜けをどう判定するかを事前に決める。
  4. 出来高と業績を分けて見る。 出来高だけでなく、会社の売上・利益や財務も確認する。
  5. 反対の結果を考える。 上抜けが続かない場合や株価が下がる場合の損失を見積もる。

後からチャートを見れば、どの期間を切り取るかで似た形を探せます。線を都合よく引き直さず、見る期間や基準を記録すると、判断を振り返りやすくなります。形が整っているかどうかと、企業が成長するかどうかは別の問いです。

カップウィズハンドルの実例は、チャートの特徴を学ぶ助けになりますが、利益を約束するものではありません。企業情報、価格、投資額、保有期間を合わせて判断しましょう。