記事の図解

「麦わら帽子は冬に買え」の見方

「麦わら帽子は冬に買え」は、需要が落ち着いて注目されないときに先回りして買う、という考え方を表す相場格言です。人気が高まる前に仕込めれば有利になる場合がある一方、需要が戻らず価格が下がり続ける可能性もあります。価格が下がっていることだけで割安とはいえません。

逆張りとトレンド追随を比べる

逆張りは、価格が下がった資産の反発を期待して買う考え方です。購入価格を抑えられる可能性がありますが、下落の理由が解消していない場合は損失が広がります。トレンド追随は、上昇など確認できる動きに沿う考え方ですが、価格上昇後に買うと反転の影響を受けやすくなります。どちらも利益を保証せず、投資対象や時間軸により向き不向きがあります。

購入を考える前に、需要回復を支える情報、在庫や業績、資金の使用時期、許容損失を確認します。格言どおりに季節を待つのではなく、なぜ価格が低いのかを調べることが必要です。想定した回復が起きなかった場合の見直し条件も決めておきましょう。

格言は売買ルールではありません。価格の安さと価値の高さを分け、反対のシナリオや資産配分も検討して判断します。