格言への反応を自分の心理から見る
「遠くの戦争は買い」は、地理的に離れた紛争が市場に一時的な不安を広げた後、株価が戻ることがあるという相場格言です。しかし、紛争を人命や社会への影響から切り離して、単なる買い場として扱うのは適切ではありません。資源供給、物流、貿易、制裁、政策を通じて、遠くの企業にも影響する場合があります。
ニュースを見た時に、下落が怖くて持ち株を一斉に売りたくなっていないか、反対に格言を理由に急いで買おうとしていないかを点検します。判断材料は紛争との距離ではなく、保有企業の事業に生じる変化と家計の損失許容度です。格言は感情を確かめるきっかけにとどめます。