信頼性を別の数字で代用する
SNSで大きな利益の画面を見て、自分も同じように買えば追いつけると思う場面です。フォロワー数を分析能力、拡散数を情報の正しさ、利益画面を再現できる収益の証明として扱うと、調べていない部分が消えてしまいます。いずれも、企業の開示や商品の仕組みを確認する代わりにはなりません。利益画面だけでは投下資金、損失、加工の有無も分かりません。
仮に「100万円の利益」という画像があっても、元手が500万円なら単純な利益率20%、5,000万円なら2%です。期間や損失の情報がなければ比較はできません。実際の投稿に正しい数字があると認めるための例ではなく、情報の欠落を示す仮定です。
銘柄の話から別アプリへの誘導へ
無料の情報交換グループで勉強を始め、途中から専用アプリへの入金や、指定された口座への送金を急がされる場合もあります。実在する専門家の名前や会社のロゴがあっても、本人や正規サービスとは限りません。紹介されたリンクだけで確かめず、自分で公式窓口へたどります。
警察庁や米国SECは、SNSをきっかけにした投資詐欺やなりすましを注意喚起しています。「今だけ」「利益を保証」「出金には追加の税金が必要」といった要求を受けたら、追加送金を止め、正規の金融機関や警察などへ確認します。アプリ内の残高表示は、外部へ出金できる資産の証明ではありません。
普通の売買でも時間軸を混ぜない
投稿者は当日中の値動きを見ているのに、読者が理由なく長期保有へ変えると、出口の判断がなくなります。下がった後で「長期なら戻る」と言い換えるのも、最初の根拠が続いている説明にはなりません。
未検証の情報は未検証と記し、元資料、期間、購入額、条件が変わった時の対応を確認します。利益の画像に追いつこうとして、生活資金を投じたり損失後に金額を増やしたりしないよう、注文前の計画に戻ります。