記事の図解

三羽烏を見たときの投資心理

三羽烏は、一般に下落方向のローソク足が続く形を指すチャート用語です。陰線の長さや始値の位置など、細かな判定基準には解説による違いがあります。形が完成したように見えても、その後の株価を確実に予測できるサインではありません。

連続した下落を見ると、「もっと下がる前に売らなければ」と焦ったり、反対に「十分下がったから反発する」と決めつけたりしがちです。どちらもローソク足の形だけで結論を出しています。まず、直前までのトレンド、出来高、決算や適時開示、市場全体の動きを確かめ、下落の背景を分けて考えます。

保有中なら、買った理由が崩れたのか、当初想定した値動きの範囲なのかを、事前に決めた条件と照らし合わせます。新たに買う場合も、チャートパターンを根拠に急いで注文するのではなく、損失許容額や売買量を先に決めます。三羽烏は判断を急がせる合図ではなく、思い込みを点検するきっかけとして扱えます。