宵の明星のデメリットと注意点|使いすぎで失敗しない見方

足型の確認と売買の成功は同じではない

宵の明星は、上昇後の大きな陽線、小さな実体、続く陰線を組み合わせて読む足型です。三本目が一日目の実体の中間点を下回るなどの条件を使いますが、形が整っても次の日の下落や利益が保証されるわけではありません。

弱点を考える際は、形の確認を待つ遅れ、未完成の足を使う誤認、実際の売買価格の違いを分けます。図は独自の仮想値で、直前には上昇があったと仮定しています。これだけで実際の有効性や勝率を示すものではありません。

完成を待つと価格はすでに動いている

例では一日目が始値1,000円・終値1,100円、二日目が1,120円・1,125円、三日目が1,110円・1,035円です。一日目の実体の中間点1,050円より下で三日目が終わり、売りの続いた組合せを確認します。

一日目の終値と三日目の終値には65円、約5.9%の差があります。ただし一日目には、後の三本が完成すると分かっていたわけではありません。65円を確実に逃した利益と数え、二日目なら必ず有利に売れたと考えるのは後からの比較です。早く判断すれば、次の日に上昇が続いて形が完成しないリスクもあります。

小さな実体や窓を都合よく判定しない

二日目の実体は5円でも、高値1,135円と安値1,110円の幅は25円です。小さい実体を見て、値動きも小さく安全と考えないようにします。色は表示設定で異なるため、陰陽は始値と終値で判定します。

また、三日目の途中の陰線と、引けて完成した陰線は違います。窓を実体の離れで見るのか、足全体の高安の離れまで必要とするのかなど、判定条件を混ぜると結果が変わります。日足と週足、未完成と完成を同じ検証へ混ぜず、外れた後に条件を変更した場合も履歴を残します。

空売りは保有株の売却と負担が違う

足型を見て保有株を売ることと、株を借りて売り始める空売りは別です。空売りは後で買い戻すため、上昇すれば買戻しの負担が増えます。仮に1,035円で100株売り、1,150円で買い戻すなら、費用を除く損失は1万1,500円です。

実際には借株などの費用や保証金の条件も確認します。指定した価格で必ず決済できるわけではないため、形の判定が正しくても、損失が想定内に収まるとは限りません。足型の観察、注文方法、数量を別に確認し、名前だけで大きな取引へ進まないようにします。

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