デッドクロスとは?意味と投資での見方

短期と長期の上下関係を見る

デッドクロスは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下へ抜ける形です。移動平均は過去の価格をならした計算値で、値動きの弱まりを観察する参考に使われます。将来の下落を確定するものではありません。

図は二本の平均の仮定値で、元の終値系列から計算した実在銘柄の線ではありません。実際の画面では、どちらの色が短期か、どちらが長期か、対象の期間と計算方法を確認します。株価が一本の線を下回ることと、平均線同士が交差することも分けます。

前後の数字を二行にして確かめる

図の三番目では短期平均1,020円、長期平均1,010円で、短期が10円上です。次の観測では短期1,000円、長期1,008円となり、短期が8円下です。この間で二本の上下関係が入れ替わっています。

線が同じ値で重なっただけの場合と、明確に上下が変わった場合を区別します。場中の価格から計算する表示なら、引けまでに位置が変わる場合もあります。確定した足を使う方針なら、確定前の交差と同じ条件で数えないようにします。

20本が何の時間を表すかを確認する

単純移動平均は、対象となる価格を足して本数で割る方法です。日足20本なら20日分の価格を使い、五分足20本なら取引中の100分相当を扱います。休場や取引の休憩などは別に考えるため、同じ20という設定でも時間の範囲は同じではありません。

最近の価格へより重みを置く指数平滑移動平均など、別の計算方法もあります。期間と方法が違う線を、同じ名前だからと混ぜないことです。数日、数か月、数年の何を判断したいかに応じて、観察する設定を先に記録します。

短期を単純5日線とする一例では、終値が1,040円、1,040円、1,020円、1,000円、1,000円なら合計5,100円、平均1,020円です。翌日に最古の1,040円を外して940円を加えると合計5,000円、平均1,000円になります。平均の値と当日の940円は違う数字です。

平均の1,000円で売れるとは限らない

実際の株価が交差前に1,100円から980円へ下がっていた場合、短期平均が1,000円でも、そこで売却できる保証はありません。平均線の価格を、実行できた売買価格の代わりにしないようにします。注文するなら実際の価格、数量、費用を記録します。

横ばいでは交差後に上へ戻る場合もあり、交差のたびに売買すると元の保有方針から外れることがあります。企業の利益や家計の資金需要は別に確認し、線の名前だけで全額売却を決めないための点検に使います。

出典