宵の明星とは?意味と投資での見方

三本の前に上昇があったかを見る

宵の明星は、上昇した後に、大きな陽線、小さな実体の足、続く陰線が並び、勢いの変化を読む足型です。図は直前の上昇があったと仮定した三日間だけを抜き出しています。三本の形だけで、前のトレンドまで確認できたわけではありません。

ローソク足の実体は始値と終値の間、上ヒゲは実体の上端から高値、下ヒゲは実体の下端から安値までを表します。陽線は終値が始値より高い足、陰線は低い足です。表示色はツールで違うため、図の緑・赤という凡例と実際の画面を照合します。

5円の実体でも一日に25円動く仮想例

一日目を始値1,000円、終値1,100円とします。二日目は始値1,120円、終値1,125円で、実体は5円です。ただし高値1,135円、安値1,110円なので、一日の値幅は25円あります。実体が小さいことは、期間中に価格が動かなかったという意味ではありません。

三日目は始値1,110円、終値1,035円です。一日目の実体の中間点は(1,000円+1,100円)÷2=1,050円で、三日目はその下で終わっています。二日目の実体は一日目より上へ離れ、三日目は二日目より下で始まる設定です。これらを数値で確認して、単に色が陽・小・陰と並んだだけの図と区別します。

二本目だけで完成としない

二日目の小さな足は、その期間の始値と終値が近いことを示します。次の日も上昇する可能性があるため、それだけで下落転換を確定できません。また三日目の場中に陰線が見えても、引けまでに上がれば最終の形は変わります。

ここで確認しているのは、三日間の価格の組合せです。企業の利益悪化や、翌日の下落率を証明するものではありません。日足三本なら三日、週足三本なら三週間なので、同じ名前でも投資の時間軸が違います。教材や検出ツールによる窓の判定条件の差も確認します。

売却の条件と足型の観察を分ける

三本目の完成を待つと、価格はすでに下がっている場合があります。この例の終値は一日目1,100円に対し三日目1,035円です。一方、二本目で先回りすれば、形が完成せず上がり続ける可能性を引き受けます。どちらを使った記録かを残します。

保有株を売るかどうかは、資金用途や保有理由も含めて判断します。足型を見つけただけで注文量を決めず、実際に売れる価格や数量を確認します。過去の成功した並びだけを集めて勝率を断定せず、同じ条件で見た失敗例や費用も含めて点検します。

出典