判断を変えることと、ぶれること
相場では、新しい決算や政策、事業上の発表によって、当初の見通しが変わることがあります。投資理由を見直して判断を修正するのは、必ずしも一貫性の欠如ではありません。一方、朝の上昇で買い、夕方の下落で売るように、短期の値動きだけで方針を何度も変えると、売買費用や判断の混乱が増えることがあります。
「朝令暮改は相場の常」という格言風の表現は、環境変化に対応する柔軟さを指すと読めますが、毎日意見を変えることを勧めるものではありません。投資期間によって、見る情報や判断の速さは違います。短期売買の条件を長期投資へそのまま当てはめないようにします。
更新理由を記録する
判断を変えるときは、新しく得た情報は何か、それがどの投資前提を変えたか、変更後のリスクは何かを書き残します。新しい情報がない場合は、値動きや気分だけで判断を変えていないかを確認します。方針を続ける場合も、続ける理由が今の状況と合っているか点検します。
柔軟さと一貫性は両立できます。根拠に基づいて見直し、変更の理由を説明できる状態を保つことが大切です。