完璧な売買タイミングは難しい
「天井売らず底買わず」という格言風の表現は、最高値で売り最安値で買うことに執着しない姿勢を示します。相場の底や天井は、通過してから振り返ると分かりますが、その時点では先の値動きが確定していません。完璧なタイミングを待ち続けると、投資を始められなかったり、売却判断を先延ばしにしたりする場合があります。
一方、タイミングを考えずにいつでも買えばよいわけでもありません。資金を使う時期や値下がりへの耐性、購入する資産の価格水準は確認が必要です。積立のように購入時期を分ける方法はタイミングを分散できますが、元本割れや損失をなくす仕組みではありません。
自分で管理できる条件に集中する
投資目的、保有期間、資産配分、許容損失を決め、相場が予想と違う方向へ動いた場合の対応を考えます。売却では、最高値まで待つのではなく、資金の用途や投資理由の変化、保有比率に基づいて判断する方法があります。
底や天井を予測するより、投資額や期間、見直し条件を管理することはできます。完璧な売買を諦めることは、考えずに売買することとは違います。