記事の図解

モメンタムとその限界

一定期間に上昇している銘柄が、その後もしばらく上昇することがあります。このような価格の勢いをモメンタムと呼び、過去の値動きを投資判断に利用する考え方があります。ただし、強い銘柄が必ず強くなり、弱い銘柄が必ず弱くなるという法則ではありません。相場の環境や期間によって傾向は変わり、急な材料で流れが反転することもあります。

上昇率だけを追うと、すでに高い期待が価格に含まれている銘柄を高値で買う場合があります。反対に、下落銘柄を「安くなった」と考えて買っても、利益や財務の問題が続けば下落が続くことがあります。値動きの強さと事業の状態を別々に確認します。

勢いを使うなら条件を決める

どの期間の上昇・下落を見るのか、出来高や市場全体との比較をどう使うのかを事前に決めます。上昇が止まったときの見直し条件、ポジションの上限、手数料や税金も確認します。過去にうまくいった銘柄だけを集めると、途中で大きく下落した銘柄を見落とすため、検証では対象と期間を偏らせないことも大切です。

モメンタムは値動きの傾向を見る一つの手法で、利益を保証するものではありません。投資期間やリスク許容度と合わなければ、利用しない判断もあります。

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