つなぎ売りの基本
つなぎ売りは、現物株の買いポジションと信用売りを組み合わせます。
| ポジション | 役割 |
|---|---|
| 現物株 | 長期保有を続ける |
| 信用売り | 短期的な下落を相殺する |
株価が下がった場合、現物株には評価損が出ますが、信用売りには利益が出ます。これにより、全体の損失を一部または全部抑えることができます。
使われる場面
| 場面 | 理由 |
|---|---|
| 決算前後 | 一時的な急落を警戒 |
| 地合い悪化 | 市場全体の下落に備える |
| 長期保有株 | 税金や優待、配当の都合で売りたくない |
| 含み益が大きい株 | 利益確定売りを急ぎたくない |
つなぎ売りは、上級者向けのリスク調整です。万能な防御策ではありません。
注意点
信用売りには貸株料や逆日歩のリスクがあります。
また、株価が上がった場合は、現物株の評価益と信用売りの評価損が相殺されます。結果として、上昇の恩恵を取り逃すことがあります。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| コスト | 貸株料、逆日歩、手数料 |
| 上昇機会の放棄 | 株価上昇分を信用売りの損失が消す |
| 返済タイミング | ヘッジ解除が遅れると利益を逃す |
| 銘柄制限 | 信用売りできない銘柄もある |
ヘッジは、何を守るために使うのかを決めてから行うべきです。
まとめ
- つなぎ売りは現物株と信用売りを組み合わせる方法
- 下落リスクを抑えられるが、上昇益も抑えられる
- 貸株料や逆日歩などのコストがある
- ヘッジ解除のタイミングを決めておく必要がある
つなぎ売りは利益を増やす手法ではなく、値動きを一時的に抑える手法です。
出典
本記事は、信用取引とヘッジ売りに関する日本取引所グループの情報を基に作成しています。
- 日本取引所グループ「信用取引の目的・仕組み」
- 日本取引所グループ「よくあるご質問」
- 確認日: 2026-05-23
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。