コストは売買時だけではない

現物取引では、主なコストは売買手数料や税金です。

信用取引では、借りている資金や株に対して追加の費用がかかります。

コスト主にかかる取引内容
買方金利信用買い証券会社から借りた買付資金の金利
貸株料信用売り借りた株式に対する費用
逆日歩制度信用の売り株不足時に売り方が負担する品貸料
管理費・名義書換料等建玉保有証券会社や取引内容により発生

証券会社によって料率や名称は異なります。取引前に必ず確認します。

逆日歩は読みにくい

逆日歩は、制度信用取引で貸株残高が融資残高を上回り、株不足が起きた場合に発生する品貸料です。

逆日歩が付くと、制度信用で売っている投資家が支払い、買っている投資家が受け取る形になります。

特に注意したいのは、株主優待銘柄や人気の空売り銘柄です。みんなが同じタイミングで信用売りを使うと、株不足になりやすく、想定以上の逆日歩が発生することがあります。

長期保有ほどコストが効く

信用取引のコストは日数で積み上がります。

たとえば短期売買では気にならない金利でも、数か月持ち続けると利益率を大きく削ることがあります。

保有期間見方
数日売買判断が中心
数週間金利・貸株料も確認
数か月コスト込みの期待値が必要

信用取引は長期保有に向かないケースが多いです。

まとめ

  • 信用取引は保有中にもコストがかかる
  • 信用買いは買方金利、信用売りは貸株料を確認する
  • 制度信用の売りでは逆日歩が大きなリスクになる
  • 長く持つほどコストが利益を削る

信用取引では、株価の読みだけでなく、時間のコストも読まなければいけません。

出典

本記事は、信用取引の仕組みと品貸料に関する日本取引所グループの情報を基に作成しています。

本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。