まず結論

三菱UFJ eスマート証券で国内株式の手数料を抑えたいなら、最初に見るべきポイントはシンプルです。

注文画面でSOR注文を選んでいるか。

ここです。

2026年5月18日約定分から、SOR注文を選択した国内現物株式と国内信用取引の取引手数料は、約定代金にかかわらず原則0円になりました。

取引手数料無料の基本条件
国内現物株式SOR注文を選択
国内信用取引SOR注文を選択
プチ株都度取引・積立ともに手数料0円
NISA口座NISA口座内の取引手数料は無料

ただし、電話注文、強制返済、地方市場銘柄などは無料対象外になることがあります。

「三菱UFJ eスマート証券は国内株が全部無料」と雑に覚えるより、「SOR注文なら原則無料」と覚えた方が実務では安全です。

現物取引と信用取引の違い

国内株式には、大きく現物取引と信用取引があります。

取引種類内容初心者向けの見方
現物取引自分の現金で株式を買う取引損失は原則として投資額の範囲に収まりやすい
信用取引担保を差し入れ、資金や株式を借りて売買する取引レバレッジがかかり、金利・貸株料なども発生する

現物取引は、自分の資金で株式を買う基本的な取引です。

信用取引は、委託保証金を担保にして、資金や株式を借りて売買します。

売買手数料が0円でも、信用取引では金利・貸株料・逆日歩・事務管理費・名義書換料などが関係します。

三菱UFJ eスマート証券でも、信用取引は「取引手数料0円」だけで判断しない方がいいです。

SOR注文とは

SORは、スマート・オーダー・ルーティングの略です。

複数の接続先から、投資家に有利な条件を検出して発注する仕組みです。

三菱UFJ eスマート証券では、このSOR注文を選択することが、国内現物株式・国内信用取引の手数料無料化の基本条件になっています。

条件内容
無料化開始2026年5月18日約定分から
現物株式SOR注文選択で約定代金にかかわらず無料
信用取引SOR注文選択で約定代金にかかわらず無料
対象外地方市場銘柄、電話注文、強制返済など

注文画面でSORを外してしまうと、有料手数料が適用されることがあります。

寄成、引成、特殊な執行条件、地方市場銘柄などを使うときは、注文前に手数料の扱いを確認しておきましょう。

SOR注文を選んだ場合の手数料

SOR注文を選択した場合、国内現物株式と国内信用取引の手数料は次のようになります。

取引種別手数料
国内現物株式0円
国内信用取引0円

約定代金にかかわらず無料です。

三菱UFJ eスマート証券の国内株手数料は、このSOR注文が中心です。

なお、NISA口座内での取引手数料も無料です。

SOR注文を選ばない場合の現物手数料

SOR注文を選ばない場合、国内現物株式では次の手数料がかかります。

1注文の約定代金現物取引手数料(税込)
5万円以下55円
5万円超 10万円以下99円
10万円超 20万円以下115円
20万円超 50万円以下275円
50万円超 100万円以下535円
100万円超約定金額×0.099%+99円、上限4,059円

名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所の上場株式は、手数料無料の対象外で、SOR注文を選択しない場合の手数料が適用されます。

地方市場銘柄を売買する人は、ここを見落とさない方がいいです。

SOR注文を選ばない場合の信用手数料

信用取引でも、SOR注文を選ばない場合は有料手数料になります。

1注文の約定代金信用取引手数料(税込)
10万円以下99円
10万円超 20万円以下148円
20万円超 50万円以下198円
50万円超385円

ユーザーが混同しやすいのは、現物と信用で非SOR時の手数料表が同じではない点です。

現物は100万円超で料率計算になりますが、信用は50万円超で税込385円です。

ただし、信用取引ではこの売買手数料とは別に、金利・貸株料などがかかります。

プチ株の手数料

三菱UFJ eスマート証券のプチ株は、単元未満株を1株単位で売買できるサービスです。

2026年5月の改定後、プチ株は都度取引も積立も取引手数料0円です。

公式ページでは、スプレッドによるコストも発生しないと案内されています。

プチ株の取引手数料
都度取引0円
プレミアム積立(プチ株)0円
スプレッドコストなし

少額で日本株を積み立てたい人にとって、ここはかなり使いやすい部分です。

他社の単元未満株では、買付は無料でも売却時に手数料やスプレッドが残るケースがあります。

三菱UFJ eスマート証券は、プチ株のコスト面でかなり分かりやすくなりました。

信用取引の諸費用

信用取引では、取引手数料が0円でも諸費用が残ります。

三菱UFJ eスマート証券の信用取引では、主に次の費用を確認します。

費用内容
金利買建で資金を借りる費用
貸株料売建で株を借りる費用
逆日歩制度信用などで発生する場合がある費用
事務管理費建玉を一定期間保有した場合などに発生
名義書換料権利確定日をまたぐ買建などで発生

デイトレード信用取引は、返済期限が当日の信用取引です。

公式案内では、デイトレード信用取引の手数料は0円、金利・貸株料も年利0%とされています。

ただし、期日内に返済しなかった場合は強制決済となり、1注文あたり税込2,200円の手数料が発生します。決済されるまでの日数分の金利または貸株料も発生します。

デイトレード信用取引は低コストですが、当日中に決済する前提のサービスです。

図解:三菱UFJ eスマート証券の手数料で最初に見ること

SOR注文 現物・信用 原則0円 プチ株 都度・積立 0円 対象外 地方市場・電話注文など 注文前にSORの有無を確認 信用取引は金利・貸株料・強制決済手数料も見る

初心者が間違えやすいポイント

SORを外すと有料になることがある

三菱UFJ eスマート証券の国内株手数料無料は、SOR注文が基本条件です。

注文画面でSORを外して発注すると、有料手数料になることがあります。

「無料の証券会社だから大丈夫」と思い込まず、注文前にSORの選択状態を確認しましょう。

地方市場は対象外

名証、福証、札証などの地方市場銘柄は、SOR注文の対象外です。

現物では名証・福証・札証、信用では名証など、無料対象外の扱いがあります。

地方市場銘柄を扱う人は、手数料表を必ず確認しておきたいところです。

信用取引は手数料0円だけで判断しない

信用取引では、売買手数料が無料でも金利・貸株料などが残ります。

デイトレード信用取引も、当日中に返済しないと強制決済手数料や金利・貸株料が発生します。

初心者は、まず現物取引やプチ株で取引画面に慣れてから信用取引を検討した方が安全です。

まとめ

三菱UFJ eスマート証券の国内株式手数料は、2026年5月18日の改定でかなり分かりやすくなりました。

国内現物株式と国内信用取引は、SOR注文を選択すれば約定代金にかかわらず原則0円です。

プチ株も、都度取引・積立ともに取引手数料0円で、スプレッドによるコストもありません。

一方、SOR注文を選ばない場合、地方市場銘柄、電話注文、強制返済などは有料になることがあります。

結論として、国内株を売買するなら、まず注文画面でSOR注文が選択されているか確認すること。

そして信用取引では、取引手数料だけでなく金利・貸株料・強制決済手数料まで見ること。

この2つを押さえると、三菱UFJ eスマート証券の手数料で迷いにくくなります。

出典

本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。