生活防衛資金とは何か
生活防衛資金は、急な支出や収入減に備えて置いておく現金です。
増やすためのお金ではありません。守るためのお金です。
投資資金とは役割が違います。
| お金の種類 | 役割 |
|---|---|
| 生活費 | 毎月使うお金 |
| 生活防衛資金 | 急な出費に備えるお金 |
| 投資資金 | 長期で増やすためのお金 |
生活防衛資金まで投資に回すと、いざという時に困ります。
相場が良い時は問題に見えません。問題が出るのは、相場が悪い時と家計が苦しい時が重なった場面です。
なぜ投資前に必要なのか
投資では、値下がりが起きます。
長期投資でも、途中では大きく下がることがあります。その時に急な出費が重なると、安い価格で売るしかなくなることがあります。
| 生活防衛資金がない時 | 起きやすいこと |
|---|---|
| 病気や失業 | 投資商品を取り崩す |
| 家電故障 | 下落中でも売る |
| 収入減 | 積立を止める |
| 急な支払い | 借入やリボ払いに頼る |
投資で大事なのは、良い時に買えることだけではありません。
悪い時に売らされないことです。
生活防衛資金は、そのためのクッションになります。
いくら必要か
生活防衛資金の目安は、人によって違います。
会社員か自営業か、家族がいるか、一人暮らしか、固定費が高いか低いかで必要額は変わります。
一般的には、生活費の数か月分を現金で置く考え方があります。
| 状況 | 厚めに持ちたい理由 |
|---|---|
| 自営業・フリーランス | 収入が変動しやすい |
| 扶養家族がいる | 支出を急に下げにくい |
| 固定費が高い | 家計の逃げ場が少ない |
| 転職予定がある | 収入空白が起きやすい |
逆に、実家暮らしで固定費が低く、収入が安定している人は、必要額を少し抑えられる場合もあります。
大切なのは、他人の目安をそのまま使わないことです。
生活防衛資金の置き場所
生活防衛資金は、すぐ使える場所に置きます。
値動きのある投資商品ではなく、普通預金など流動性の高い形が基本です。
| 置き場所 | 向き不向き |
|---|---|
| 普通預金 | すぐ使えるため向きやすい |
| 定期預金 | 引き出し条件を確認 |
| 投資信託 | 値下がりがあるため不向き |
| 個別株 | 価格変動が大きく不向き |
生活防衛資金は、利回りを追うお金ではありません。
使いたい時に使えることが一番です。
まとめ
生活防衛資金があると、投資は続けやすくなります。
相場が下がっても、急な出費があっても、すぐ投資商品を売らなくて済むからです。
投資を始める前に、まず現金を分ける。そのうえで余裕資金を少額から運用する。遠回りに見えますが、初心者ほどこの順番が効きます。