自己資本利益率(ROE)の意味
自己資本利益率(ROE)は、株主に帰属する利益を自己資本で割って算出し、株主資本に対する収益性を表します。決算資料では算定対象の利益や自己資本の定義を確認してください。期末値を使う資料と期中平均を使う資料では数値が一致しないことがあります。
どこを確認するか
ROEは資本効率を比べる入口ですが、高いほど無条件に良いわけではありません。借入で自己資本が薄くなった場合や、自己株式取得で分母が小さくなった場合も上がります。利益の増加が一時的かどうか、財務の安全性に無理がないかも見ます。
誤解しやすい点
同業比較と時系列比較を基本にし、利益率や資産回転率、負債、配当・自社株買いの方針を併読します。ROEだけを目標にした施策が長期的な企業価値につながるとは限りません。
まとめ
ROEは利益だけでなく分母の自己資本にも左右されるため、財務内容と合わせて評価します。
出典・参考
- JPX「用語集」(2026年9月26日確認)
- JPX「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」(2026年9月26日確認)