信用売り残が買い残を上回る売り長の例

売り長はどの数字で分かるか

信用売り残は、信用取引で売った後、まだ返済していない株数です。買い残も同じく未返済の買い建てです。たとえば買い残4万株、売り残8万株なら売り長で、信用倍率は0.5倍。比較する残高は同じ日付・同じ集計範囲にそろえます。

東証の信用残と証券金融会社の「証金残」は対象範囲が違います。片方の買い残ともう片方の売り残を割っても、意味のある信用倍率にはなりません。証券会社の画面で「一般信用を含むか」「いつ時点か」も見ます。

買い戻しが株価を押し上げる条件

信用売りは、返済するときに株を買い戻します。好材料で株価が上がり、売り方が急いで買い戻すと、上昇が加速することがあります。これが踏み上げの一因です。

しかし、業績悪化などで株価が下がり続ければ、買い戻しが一斉に起きるとは限りません。売り残の減少は、返済がすでに進んだという事後情報です。その分の買い需要が今後も残っているとは読めません。

逆日歩との混同にも注意

売り長と、制度信用取引で株不足の際に発生し得る逆日歩は同義ではありません。逆日歩については貸借取引の株不足や調達状況を別に調べます。

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