まず結論
FOMCが公表する経済見通し(SEP)の一部で、参加者が年末などに適切と考える政策金利を点で表します。点の持ち主は公表されず、将来の実際の利上げ・利下げを約束する資料ではありません。
どう読むか
縦方向は金利水準、横方向は予測対象の年です。各参加者の点が低い水準へ動けば、参加者の見通しが以前より緩和方向に傾いた可能性があります。中央値は分布の中心を簡潔に見る目安ですが、FOMCの採決結果や公式な政策金利予告ではありません。経済データや見通しが変われば、次回以降の点も変わります。
FOMCは年8回の定例会合を開きますが、SEPは毎会合ではなく通常年4回公表されます。点の図だけでなく、政策声明、議長会見、議事要旨と照らし、物価や雇用のどの前提が動いたかを読みます。
米国株・日本株との関係
金利見通しが上がると、将来利益の現在価値や企業の借入コストを通じて株価の重しになることがあります。ドル金利や為替を介して日本株にも波及します。ただし、同時に企業利益見通しが改善していれば株価の反応は一方向とは限りません。発表前の市場予想との差も値動きを左右します。
よくある誤解
点が利下げ方向に並んだからといって、次回会合で利下げが決まったわけではありません。市場の織り込みと参加者の見通しも別物です。どちらも予測材料であり、実際の決定を保証しません。