まず結論
ワールドホールディングス(2429)によるnmsホールディングスの完全子会社化が最終段階に入りました。公開買付けに応募しなかった株主の保有株式も1株540円で取得される予定で、nmsホールディングス株は2026年8月28日に上場廃止となります。
開示内容のポイント
ワールドホールディングスは、6月1日から7月10日までnmsホールディングス株への公開買付けを実施しました。7月17日の決済開始日に18,145,111株を保有し、議決権所有割合は94.50%となっています。
総株主の議決権の90%以上を保有する特別支配株主となったため、会社法に基づき、残る株主が保有する全株式の売渡しを請求しました。nmsホールディングスは7月30日の取締役会で、この株式売渡請求を承認しています。
売渡対価と日程
残存株式の売渡対価は1株540円で、終了した公開買付けの価格と同額です。取得資金はワールドホールディングスの現預金から支払う予定とされています。
| 項目 | 日程・内容 |
|---|---|
| 株式売渡請求日 | 2026年7月30日 |
| 取締役会承認日 | 2026年7月30日 |
| 売買最終日 | 2026年8月27日(予定) |
| 上場廃止日 | 2026年8月28日(予定) |
| ワールドHDによる取得日 | 2026年9月1日(予定) |
| 売渡対価 | 普通株式1株につき540円 |
株式は7月30日から8月27日まで整理銘柄に指定されます。上場廃止後は東証スタンダード市場で売買できません。
残存株主への支払い
売渡対価は、取得日以降の合理的な期間内に、取得日前日の最終株主名簿に記載または記録された株主へ交付されます。具体的な受取方法や時期は、株主名簿上の住所や会社が指定する手続きに従います。
市場で8月27日までに売却する場合と、株式売渡しによって540円を受け取る場合では、受渡時期、価格、手数料、税務上の扱いが異なる可能性があります。個別の手続きは証券会社や税務の専門家へ確認する必要があります。
投資家が確認する点
今後の焦点は業績より上場廃止までの手続きです。市場価格は原則として540円に収れんしやすい一方、上場廃止までの残存期間、流動性、資金化までの時間などを反映して差が生じる場合があります。
また、売渡対価の交付時期は「取得日以降の合理的な期間内」とされ、具体的な日付は今回の開示で示されていません。会社や証券会社から届く案内を確認することが重要です。
上場廃止後の体制
nmsホールディングスは9月1日にワールドホールディングスの完全子会社となる予定です。上場廃止後の経営方針と経営体制は、両社で今後協議・検討するとしています。