まず結論
ティアフォー(593A)は、自動運転、Autoware、AI、モビリティDXをテーマに持つ東証グロースIPOです。
2026年6月30日時点で確認できる主な情報は、上場承認日、上場予定日、証券コード、市場、共同主幹事証券、想定発行価格、公募・売出し規模、業績予想です。仮条件と公開価格はまだ未確認ですが、想定発行価格1,015円ベースの想定時価総額は約644.8億円、吸収金額は約250.0億円です。
このニュースページでは、上場承認の要点だけを整理します。事業内容、IPO条件、上場後に見たいポイントは、下記の詳細ページへ分けて掲載します。
詳細ページ
IPO基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ティアフォー |
| 英文名 | TIER IV, Inc. |
| 証券コード | 593A |
| 上場市場 | 東証グロース |
| 上場承認日 | 2026年6月29日 |
| 上場予定日 | 2026年7月22日 |
| 代表者 | 代表取締役CEO 加藤 真平 |
| 共同主幹事証券 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券、SMBC日興証券 |
| 想定発行価格 | 1,015円 |
| 公募株式数 | 17,449,600株 |
| 売出株式数 | 3,968,400株 |
| オーバーアロットメント | 3,212,700株(上限) |
| 想定時価総額 | 約644.8億円(想定発行価格1,015円、上場時発行済株式総数ベース) |
| 吸収金額 | 約250.0億円(想定発行価格1,015円、OA含む) |
| 仮条件決定日 | 2026年7月6日 |
| 需要申告期間 | 2026年7月6日から2026年7月10日まで |
| 価格決定日 | 2026年7月13日 |
| 申込期間 | 2026年7月14日から2026年7月17日まで |
何をしている会社か
ティアフォーは、自動運転ソフトウェア「Autoware」を中核に、自動運転システムの開発と社会実装を進める会社です。
自治体や交通事業者向けの自動運転EVバス導入支援、自動車メーカーや特殊用途車両メーカー向けの開発支援、研究機関・企業向けのライセンスやコンサルティングなどを手がけています。上場時点では、量産後の利益回収よりも、研究開発と導入案件の積み上げを優先しているフェーズです。
詳しい事業内容は 593A:ティアフォー分析 で整理しています。
業績予想
同社は2026年9月期業績予想として、売上高8,484百万円、営業損失11,239百万円、親会社株主に帰属する当期純損失6,736百万円を見込んでいます。売上高は前期比32.4%増の計画ですが、研究開発費の先行で営業赤字は大きい状態が続きます。
| 決算期 | 売上高 | 営業損益 | 経常損益 | 親会社株主に帰属する当期純損益 | EPS | 配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年9月期予想 | 8,484百万円 | -11,239百万円 | -6,593百万円 | -6,736百万円 | -138.02円 | 0円 |
| 2026年9月期中間実績 | 4,369百万円 | -4,102百万円 | -2,385百万円 | -2,470百万円 | -55.19円 | 0円 |
| 2025年9月期実績 | 6,410百万円 | -10,506百万円 | -5,504百万円 | -4,799百万円 | -108.29円 | 0円 |
593AのIPOで見たいポイント
593Aを見るうえで、最初に確認したいのは、自動運転テーマの強さとIPO需給の重さをどう評価するかです。詳細なIPO評価は、条件が出そろい次第 2026年IPO一覧 と 593A銘柄分析 で更新します。
| 確認項目 | 見る理由 |
|---|---|
| 吸収金額 | 想定価格ベースで約250.0億円と大きいため |
| 赤字幅 | 2026年9月期も大幅な営業赤字を見込むため |
| 研究開発費 | 2026年9月期は9,550百万円を見込んでおり、先行投資の大きさを見るため |
| 海外募集 | 国内募集と海外募集を組み合わせるグローバルオファリングのため |
| 仮条件・公開価格 | 公開価格ベースの時価総額と需給を確認するため |
| 商用化の進み方 | 実証・導入支援から継続収益へ移る速度を見るため |
現時点の初値評価
2026年6月30日時点では、初値予想はまだ出しにくい段階です。想定価格ベースの時価総額と吸収金額は確認できましたが、仮条件、公開価格、海外投資家の需要、上場時のグロース市場の地合いを見てから判断したい局面です。
現段階の整理は次の通りです。
| 観点 | 現時点の見方 |
|---|---|
| テーマ性 | 自動運転、AI、モビリティDXで分かりやすい |
| 市場 | 東証グロース |
| 需給 | 想定吸収金額は約250.0億円で重い |
| 業績 | 売上は伸びるが大幅赤字予想 |
| バリュエーション | 公開価格未確認 |
| 初値予想 | 仮条件・公開価格確認後に詳細ページで更新 |
関連ページ
まとめ
ティアフォー(593A)は、Autowareを軸に自動運転の社会実装を進める東証グロースIPOです。
上場予定日は2026年7月22日。想定発行価格は1,015円で、想定発行価格ベースの吸収金額は約250.0億円です。自動運転というテーマはIPO市場で目立ちますが、2026年9月期も大幅赤字予想で、グロースIPOとしては需給も軽くありません。
公開価格、仮条件、公開価格ベースのバリュエーションは、条件確認後に各ページへ反映します。業績予想と募集・売出し条件の詳細は 593A:ティアフォー分析 で確認できます。
出典
- 株式会社ティアフォー「東京証券取引所グロース市場への新規上場承認に関するお知らせ」
- 日本取引所グループ「新規上場会社情報」
- 日本取引所グループ「新規上場会社概要 株式会社ティアフォー」(2026年6月29日)
- 株式会社ティアフォー「募集株式発行及び株式売出しに関する取締役会決議のお知らせ」(2026年6月29日)
- 株式会社ティアフォー「2026年9月期の業績予想について(訂正)」(2026年6月29日)