サイゼリヤ(7581)|2024年7月10日 株主優待制度を廃止 最後の基準日 2023年8月31日 次回基準分 2024年8月末は実施なし 公平な利益還元の観点から、株主還元を配当に集約する方針 kabutrack.com

何が変わるのか

今回の発表は、サイゼリヤの株主優待制度の廃止である。会社は、2024年7月10日開催の取締役会で廃止を決議した。

最後の実施は、2023年8月31日を基準日とする株主優待。2024年8月31日を基準日とする株主優待は実施されない。外食系の優待として見ていた株主にとっては、今後の還元の見方を配当や業績に寄せ直す変更になる。

対象株主と条件

廃止前の制度では、2023年8月31日基準の株主名簿に記載された1単元(100株)以上を1年以上継続保有する株主が対象だった。

今回の発表により、2024年8月31日基準分以降の株主優待は実施されない。基準日だけでなく、継続保有期間を満たしていても次回以降の優待を受け取れない点が重要だ。

廃止される優待内容

廃止対象は、サイゼリヤの株主優待制度全体である。会社は、株主優待制度を通じて長期保有株主を増やす目的で制度を実施してきたが、株主への公平な利益還元の観点から、配当による利益還元に集約することが適切と判断した。

廃止前は食事券を贈呈する制度だった。今後は優待券の有無ではなく、配当方針、利益水準、国内外店舗の収益力を合わせて確認する局面になる。

適用開始とスケジュール

廃止の発表日は2024年7月10日。制度としては、2023年8月31日基準分を最後に終了する。

2024年8月31日基準分は実施しないため、2024年8月期末の権利取りを前提にした優待期待は成り立たない。保有目的が優待中心だった場合は、配当や業績の確認に軸を移す必要がある。

優待投資として見るときの注意点

株主優待の廃止は、短期的には優待目的の保有需要に影響しやすい。ただし、会社側は還元をなくすというより、配当による利益還元に集約する方針を示している。

優待投資としては、優待券の使いやすさだけでなく、制度が継続される前提そのものが変わるリスクを見ておきたい。特に外食優待は人気が高い一方で、会社が公平性や資本配分を重視すれば制度変更・廃止も起こり得る。

まとめ

サイゼリヤは、2023年8月31日基準分を最後に株主優待制度を廃止した。2024年8月31日基準分の優待は実施されない。

会社は、株主への公平な利益還元の観点から配当への集約を理由に挙げている。今後の株主還元を見る際は、優待の有無ではなく、配当方針と業績の持続性を確認する形になる。

参考