株式分割と優待変更の概要
東宝は2026年2月28日を基準日として、普通株式1株を5株に分割する。効力発生日は2026年3月1日で、株式分割後の発行済み株式数は8億8,000万株となる。
株主優待も株式分割後の保有株数に合わせて変更する。現行制度は2月末と8月末の年2回だが、変更後は8月末基準の年1回となる。2026年2月28日基準の優待には変更前の制度が適用される。
変更後の映画招待券
2026年8月31日を基準日とする株主優待から、映画株主招待券は次の区分で年間発行される。
| 株式分割後の保有株数 | 年間発行枚数 |
|---|---|
| 100株以上499株以下 | 1枚 |
| 500株以上2,499株以下 | 2枚 |
| 2,500株以上4,999株以下 | 6枚 |
| 5,000株以上9,999株以下 | 10枚 |
| 10,000株以上24,999株以下 | 20枚 |
| 25,000株以上 | 30枚 |
映画招待券は、東宝が運営または共同経営するTOHOシネマズの劇場で利用できる。8月末株主への優待は、翌年1月から12月まで有効となる。
演劇招待状も年1回へ
演劇株主招待状は、変更後は50,000株以上の株主を対象に、指定公演のS席相当の招待状2枚(ペア)を年1回発行する。
変更前は10,000株以上が対象で、2月末・8月末の年2回、2枚(ペア)が発行されていた。株式分割後の株数基準へ組み替えられるため、変更前後の株数をそのまま比較しないよう注意したい。
株主優待投資で確認したい点
今回の発表は、株式5分割に合わせた株数区分の変更と、基準日の年1回化が中心だ。分割前の100株保有者は分割後に500株となるため、変更後制度では映画招待券が年間2枚となり、従来の年2回・各1枚と同じ年間枚数になる。
一方、分割後の100株から新たに対象となる区分では年間1枚となる。株式分割によって投資単位は下がるが、保有株数区分と年間枚数の対応は変わるため、必要資金だけでなく、どの区分に入るかを確認したい。
映画招待券の有効期間は長いものの、対象劇場や利用条件は変わる場合がある。取得前には東宝の最新の株主優待案内で確認したい。
まとめ
東宝は株式5分割に伴い、2026年8月31日基準分から株主優待を年1回へ変更する。映画招待券は100株以上499株以下で年間1枚、25,000株以上で年間30枚となり、演劇招待状は50,000株以上に年1回、2枚(ペア)を発行する。
2026年2月28日基準分までは現行制度が適用される。分割前後の株数を単純比較せず、分割後の保有株数と年間発行枚数で確認することが重要だ。
参考
- 東宝「株主優待制度」
- 東宝「株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更ならびに株主優待制度の変更に関するお知らせ」、2026年1月14日公表
- 東宝(9602)株主優待
- 東宝(9602)銘柄分析