何が変わるのか
今回の変更は、2026年2月1日付で実施された株式分割後の株主優待を見直すものだ。トーホーは、株主優待の対象となる保有株式数の要件を引き下げるなど、投資魅力を高めるための拡充と説明している。
もっとも大きな変更点は、100株以上300株未満を1年以上継続保有する株主が新たに対象になることだ。これまでの制度は300株以上が基本だったため、長期保有を条件に参加できる株主層が広がる。
また、300株以上を1年未満保有する株主向けには、従来の寄付コースとお買物割引券コースに加えて、toho coffee Aセットを選べる商品コースが追加される。
変更後の優待内容
変更後の制度は、2027年1月31日を基準日とする株主優待から適用される。対象株主は、保有株式数と継続保有期間に応じて、寄付コース、割引券コース、商品コースの中から1点を選ぶ。
| 保有株式数・保有期間 | 寄付コース | 割引券コース | 商品コース |
|---|---|---|---|
| 300株以上・1年未満 | 1,000円 | 100円券50枚 | toho coffee Aセット |
| 100株以上300株未満・1年以上 | 500円 | 100円券25枚 | toho coffee Aセット |
| 300株以上600株未満・1年以上 | 1,000円 | 100円券50枚 | toho coffee Bセット |
| 600株以上1,200株未満・1年以上 | 2,000円 | 100円券200枚 | オリジナル商品Aセットまたはtoho coffee Cセット |
| 1,200株以上・1年以上 | 4,000円 | 100円券400枚 | オリジナル商品Bセットまたはtoho coffee Dセット |
お買物割引券は1枚100円で、1,000円(税込)以上の買物につき、1,000円ごとに1枚利用できる。額面合計だけでなく、実際に使える店舗や買物頻度も確認したいタイプの優待だ。
継続保有の条件
1年以上継続保有の株主とは、同じ株主番号で基準日である1月31日、その前年の7月31日、さらに前年の1月31日の株主名簿に連続して3回以上記載または記録されている株主を指す。
100株以上300株未満の新設区分は、1年以上の継続保有が条件になる。基準日直前に100株を買うだけでは対象にならない点には注意が必要だ。
見るべきポイント
今回の変更は、分割後の最低投資単位に近い100株株主を長期保有条件付きで優待対象に取り込む内容である。短期の権利取りよりも、株主番号を維持した継続保有を促す設計といえる。
一方で、100株以上300株未満の区分では1年以上保有が必須で、寄付額や割引券枚数も上位区分より小さい。優待目的で見る場合は、100株で長く持つのか、300株以上にして1年未満から対象に入るのかを分けて考える必要がある。
まとめ
トーホーは、2027年1月31日基準分から株主優待制度を拡充する。100株以上300株未満・1年以上の区分を新設し、300株以上・1年未満にも商品コースを追加する。
変更後も寄付、割引券、商品から選ぶ方式は維持される。優待の実質価値は、割引券を使える店舗や商品コースの内容によって変わるため、案内到着時の選択肢を確認しておきたい。
参考
- トーホー「株主優待制度の一部変更(拡充)に関するお知らせ」、2026年7月28日公表。
- トーホー 株主優待情報