何が変わるのか
ジェコスは、2026年5月11日に導入を発表していた株主優待制度について、具体的な内容を決めた。制度開始は2027年3月末基準からである。
優待の中心は、デジタルギフト「giftee Box」または新潟県燕三条製の金属製品。これに加え、観劇・野球観戦チケットの抽選優待と、導入記念の組立キット建機も用意される。
対象株主と条件
通常の対象は、毎年3月末日時点で100株以上を1年以上継続保有する株主である。継続保有は、3月末と9月末の株主名簿に同一株主番号で連続して記録されていることを基準に判定する。
1年以上3年未満は3回以上6回以下、3年以上は7回以上の連続記録が目安となる。ただし、初回となる2027年3月末基準日に限っては、100株以上を保有するすべての株主が対象となる。
優待内容
100株以上499株以下は、1年以上3年未満で2,000ポイント、3年以上で3,000ポイント。500株以上999株以下は、1年以上3年未満で5,000ポイント、3年以上で7,500ポイント。1,000株以上は、1年以上3年未満で10,000ポイント、3年以上で15,000ポイントとなる。
初回基準日に限り、保有期間1年未満の株主にも、各区分の1年以上3年未満と同じポイントを贈呈する。
2027年は、希望者先着2,000名に新潟県燕三条製のビアタンブラー400mlを贈呈する。2,000名を超えた場合はデジタルギフトを贈呈する扱いだ。
抽選優待と導入記念
上記に加え、歌舞伎座公演チケット、読売ジャイアンツ観戦チケット、阪神タイガース観戦チケットのいずれかに応募できる。応募口数は保有株式数と継続保有期間を考慮して変動する仕組みで、上限も設ける予定とされている。
また、制度導入記念として、2027年3月末基準日に100株以上を保有し希望した株主には、オリジナルの厚紙で作る組立キット建機を贈呈する。発送は2027年10月頃の予定である。
適用開始とスケジュール
制度開始は2027年3月31日基準。申込方法や優待品の提供時期は、6月下旬に送付予定の定時株主総会決議ご通知に同封されるリーフレットで案内される。
歌舞伎座公演チケットは、たとえば2027年3月末基準の場合、2027年11月から2028年3月の公演が対象となる。野球観戦チケットは、2028年シーズンの東京ドームまたは甲子園で開催される試合が例示されている。
優待投資として見るときの注意点
初回は保有期間1年未満でも対象になるが、通常制度では1年以上の継続保有が条件になる。2027年だけの初回条件と、翌年以降の通常条件を分けて確認したい。
燕三条製品は先着2,000名で、抽選優待も当選数が限られる。固定的に利回りへ織り込めるのは、ポイント数が明示されているgiftee Boxを中心に見るのが自然だ。
まとめ
ジェコスは2026年7月29日、2027年3月末基準から始める株主優待制度の内容を決定した。giftee Box、燕三条製ビアタンブラー、観劇・野球観戦チケットの抽選優待、導入記念の組立キット建機を組み合わせた制度で、初回と通常時の保有条件が異なる点が大きな確認点となる。
参考
- ジェコス「IR(投資家情報)」
- ジェコス「株主優待の内容決定に関するお知らせ」、2026年7月29日公表。