2026年10月末からの通常優待
HIS株主優待券は毎年4月末と10月末を基準日として年2回発行される。改定後の通常優待は次の通り。
| 保有株式数 | 1回あたり | 年間合計 | 現行の年間合計 |
|---|---|---|---|
| 100~499株 | 1,000円分 | 2,000円分 | 4,000円分 |
| 500~999株 | 5,000円分 | 10,000円分 | 8,000円分 |
| 1,000~2,999株 | 10,000円分 | 20,000円分 | 12,000円分 |
| 3,000~4,999株 | 30,000円分 | 60,000円分 | 12,000円分 |
| 5,000株以上 | 50,000円分 | 100,000円分 | 12,000円分 |
500株以上は増額となり、特に3,000株以上の区分が新設された。100~499株だけは通常優待が年2,000円分減るため、すべての保有区分で金額が増える改定ではない。
通常優待とは別に、ラグーナテンボス入園割引券を各基準日につき1枚贈呈する制度は継続する。1枚につき5人まで、1人500円の入園料割引を受けられる。
初回限定の3,000円特別優待
2026年10月31日基準分では、通常優待に3,000円分の株主優待制度拡充特別優待券を追加する。有効期間は3年で、今回限りの発行となる。
この特別優待を含む初年度合計は、100~499株が5,000円分、500~999株が13,000円分、1,000~2,999株が23,000円分、3,000~4,999株が63,000円分、5,000株以上が103,000円分となる。
100~499株は初年度だけ現行の年4,000円分を上回るが、翌年度以降の通常券は年2,000円分となる。単発分と恒常的な金額を分けて確認したい。
有効期間と利用条件を拡大
HIS株主優待券の有効期間は、発行から1年から3年へ延長される。特別優待券と長期保有優待券も有効期間は3年。旅行時期を選びやすくなり、複数回分をためて使う選択肢も広がる。
旅行商品の利用条件も変更し、1人あたり10,000円以上の旅行代金で1,000円分、50,000円以上で5,000円分など、9つの価格帯を設定する。旅行代金100万円未満の対象価格帯では最大10%、100万円以上では最大12%の割引となる。
利用できるグループ施設にはホテル3施設と、沖縄国際通りの土産店「KID HOUSE」6店舗を追加する。HIS Mobileでも海外Wi-FiレンタルやeSIMなどの株主限定特典を設ける。
3年以上の長期保有優待
2026年10月31日を起点に長期保有判定を始める。4月末と10月末の株主名簿に7基準日連続で記載または記録された3年以上保有の株主へ、年1回3,000円分の長期保有優待券を贈呈する。
初回の権利発生は2029年10月31日の予定。長期優待を見込む場合は、同じ株主番号で7回連続して名簿に載ることが条件となる。
1,000株以上の株主向け企画
1,000株以上の株主を対象に、経営幹部との対話会、現地訪問企画、新規ホテルの試泊会、飲食事業の試食会などを抽選で実施する。開催は不定期で、企画ごとに対象株数が異なる。
金額が確定した通常優待とは異なり、参加機会は抽選となる。実施時期や募集条件は今後の案内確認が必要だ。
まとめ
HISは2026年10月末基準分から、株主優待券を5区分へ増やし、500株以上の通常優待を増額する。最大は5,000株以上で年100,000円分。有効期間の3年化、利用価格帯と対象施設の拡大、長期保有優待の新設も行う。
ただし、100~499株の通常券は年4,000円分から年2,000円分へ減る。初年度は3,000円分の特別券により合計5,000円分となるものの、翌年度以降は特別券を除いた金額で比較する必要がある。
参考
- HISグループ「株主還元(配当・株主優待)」
- エイチ・アイ・エス「株主優待制度の拡充に関するお知らせ」、2026年7月31日公表。
- エイチ・アイ・エス(9603)銘柄分析
- エイチ・アイ・エス(9603)株主優待ページ