まず結論:6ヵ月で約1%相当。ただし条件確認がすべて

今回のみずほ銀行キャンペーンは、定期預金利息とみずほポイントを合わせると、預入額に対しておおむね1%弱から1%程度のリターンになる設計だ。

対象商品は6ヵ月ものなので、単純に年率換算すると約1.9%前後に見える。

ここだけ見ると、かなり強い。

ただし、これは「誰でも無条件に年1.9%で預けられる」という意味ではない。実際には、以下の条件をすべて満たす必要がある。

確認項目内容
エントリーみずほダイレクトアプリ内のみずほポイントモールから実施
新規資金2026年5月31日18時時点の円預金とは別に新たに入金した資金
対象商品みずほスーパー定期・6ヵ月もの・自動継続方式
預入額50万円以上。ポイント対象は300万円まで
保有条件初回満期日の翌日12時まで保有
ポイント進呈満期日から3〜4ヵ月後予定

このキャンペーンでいちばん大事なのは、利回り計算より条件確認である。

特に「新規資金」と「アプリ内エントリー」は、つまずきやすい。

キャンペーン概要

公式ページで確認できる主な条件は次の通り。

項目内容
キャンペーン名2026年夏!安心・お得で選ぶなら、みずほ!定期預金キャンペーン
対象預金みずほスーパー定期・6ヵ月もの・自動継続方式
預入期間2026年6月18日から2026年9月17日まで
エントリー期間2026年6月18日9時から2026年9月28日23時59分まで
新規資金の入金期間2026年5月31日18時から2026年9月30日18時まで
金利年0.375%、税引前。2026年6月18日時点
ポイント4,070ポイントから24,380ポイント
ポイント上限300万円までがキャンペーン特典対象
対象者日本国内在住の個人。事業利用口座などは対象外

期間中でも、対象定期預金の預入額が一定額に達した場合はキャンペーンが終了することがある。前回のキャンペーンは好評で早期終了したと案内されているため、使うなら期限ぎりぎりに動くより、条件を早めに確認した方がよい。

いくらもらえるか:税引後で見る現実的な金額

公式ページでは、預入金額ごとの「もらえる総額」が案内されている。

ここでは、公式例と同じく預入日数を184日とし、定期預金利息には20.315%の源泉分離課税がかかる前提で概算する。みずほポイントは1ポイント=1円相当として扱う。

預入額税引後利息の概算みずほポイント合計の概算6ヵ月の実質還元率
50万円約753円4,070pt約4,823円相当約0.96%
100万円約1,506円8,130pt約9,636円相当約0.96%
200万円約3,013円16,250pt約19,263円相当約0.96%
300万円約4,519円24,380pt約28,899円相当約0.96%

税引前の利息とポイントを合わせると、公式表示の通り、預入額に対しておおむね約1%相当になる。

ただ、家計で見るなら税引後の利息で考えた方が実感に近い。ポイントの税務上の取り扱いは、公式ページでも所轄の税務署等に確認するよう案内されている。

なお、300万円を超えて預けても、ポイント進呈対象は300万円までである。たとえば400万円を預けると定期預金の利息は400万円分つくが、みずほポイントは24,380ポイントが上限になる。ポイント効率だけを見るなら、300万円が一つの上限だ。

年利1.0%相当ではなく「6ヵ月で約1%相当」と見る

このキャンペーンで誤解しやすいのが、年利換算である。

公式ページの「約5千円」「約1万円」「約2万円」「最大3万円相当」という見せ方は、預入額に対しておおむね1%相当の総額を示している。

ただし対象商品は6ヵ月ものだ。

そのため、6ヵ月で約1%相当なら、単純年率換算では約2%相当になる。ただし、これは実際に1年間その条件で預けられるという意味ではない。ポイントは初回キャンペーン特典であり、満期後も同じ条件が続くわけではない。

見方としては、こう整理すると分かりやすい。

預入期間:6ヵ月
利息:年0.375%、税引前
上乗せ:みずほポイント
実感:6ヵ月で預入額の約1%弱から1%程度
注意:満期後も同条件が続くわけではない

「年利1%の定期預金」と考えるより、「6ヵ月定期にポイントが大きく上乗せされるキャンペーン」と見る方が安全だ。

対象外になりやすい落とし穴

条件はそこまで難しくないが、細かい。

特につまずきやすいのは次の5つだ。

落とし穴何が起きるか
アプリ以外でエントリーしようとするエントリーはみずほダイレクトアプリ内のみ
キャッシュカード認証だけで使っているポイントモールのPマークやバナーが出ない場合がある
既存残高を動かすだけ新規資金として判定されない可能性
解約予約・中途解約をするキャンペーン対象外になり得る
ポイント受け取り前にサービス退会みずほポイントが進呈されない可能性

特に新規資金の判定は要注意だ。

新規資金は、2026年5月31日18時時点でみずほ銀行に預け入れられていた円預金とは別に、新たに入った資金を指す。判定期間中に引き出しがあると、その金額は差し引かれる。

つまり、もともとみずほ銀行にあったお金を普通預金から定期預金へ移すだけでは、ポイント対象にならない可能性がある。

実際に使うなら、他行からの振込、ATM入金、給与・ボーナス入金などがどう判定されるかを公式条件で確認してから動きたい。

参加手順:順番はシンプルだが、エントリー漏れに注意

実際の流れは次の通り。

みずほダイレクトアプリを使える状態にする
↓
みずほポイントモールにアクセスする
↓
キャンペーンにエントリーする
↓
新規資金を入金する
↓
みずほスーパー定期・6ヵ月もの・自動継続方式に預ける
↓
初回満期日の翌日12時まで保有する
↓
満期後3〜4ヵ月後のポイント進呈を待つ

預け入れ自体は、みずほダイレクト、ATM、店舗などで作成した対象定期預金も対象になる。ただし、エントリーはみずほダイレクトアプリ内のみである。

ここを混同しやすい。

「定期預金は作ったが、アプリ内エントリーをしていなかった」という状態になると、キャンペーンとしてはかなり痛い。先にエントリーを済ませてから預ける方が安心だ。

自動継続は便利だが、満期後の金利を確認する

対象商品は自動継続方式である。

自動継続は、満期後に手続きしなくても定期預金が続くので便利だ。ただし、初回満期後も今回と同じキャンペーン特典が続くわけではない。

公式ページでも、自動継続の場合、初回満期後は満期日当日の円預金金利で継続されると案内されている。

つまり、満期後に放置すると、その時点の通常金利で続く可能性がある。

やることは地味だが、満期管理が大事だ。

  • 預入日
  • 初回満期日
  • 初回満期日の翌日12時
  • ポイント進呈予定時期
  • 自動継続後の金利確認日

このあたりをカレンダーに入れておくと、取りこぼしにくい。

預金保険は対象。ただし1金融機関1,000万円まで

みずほスーパー定期は預金保険制度の対象である。

金融庁の説明では、定期預金や利息の付く普通預金などの一般預金等は、1金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護される。

今回のキャンペーンはポイント対象が300万円までなので、多くの人にとっては預金保険の上限内に収まりやすい。

ただし、すでにみずほ銀行に大きな預金がある人は別だ。普通預金、定期預金などを同じ金融機関内で合算して考える必要がある。

「メガバンクだから全部同じように安全」と雑に見るのではなく、預金保険の範囲も確認しておきたい。

どんな人に向いているか

このキャンペーンに向きやすいのは、次のような人だ。

向いている人理由
6ヵ月使わない安全資金がある途中解約せずに満期まで持ちやすい
みずほ銀行をすでに使っているアプリ・ポイントモールの準備がしやすい
50万〜300万円を動かせるポイント効率が高い範囲に入る
投資ではなく預金で置きたい元本保証の範囲で利息とポイントを狙える
満期管理ができる自動継続後の通常金利放置を避けやすい

反対に、向きにくい人もいる。

向きにくい人理由
近いうちに使う生活費を入れようとしている中途解約で対象外・低利率になる可能性
アプリやポイントモール設定が面倒エントリーや受け取り条件でつまずきやすい
既存のみずほ残高だけで参加したい新規資金条件を満たせない可能性
ポイントより現金利息だけがよい特典の大部分はみずほポイント
300万円を大きく超える資金を一括で置きたいポイント対象は300万円まで

この条件だと、人を選ぶキャンペーンである。

ただ、条件に合う人にはかなり強い。

よくある質問

これは年利1.0%の定期預金ですか?

正確には違う。

定期預金金利は2026年6月18日時点で年0.375%、税引前である。そこにみずほポイントが上乗せされることで、6ヵ月で預入額の約1%相当になる。

300万円以上預けたらもっとポイントが増えますか?

増えない。

ポイント進呈対象は300万円まで。300万円以上の場合、みずほポイントは24,380ポイントが上限になる。

口座にあるお金をそのまま定期にすれば対象ですか?

それだけでは対象外になる可能性が高い。

新規資金は、2026年5月31日18時時点のみずほ銀行の円預金とは別に、新たに入金した資金として判定される。

ポイントはいつもらえますか?

公式ページでは、対象定期預金の満期日から3〜4ヵ月後を予定していると案内されている。

すぐにもらえるわけではない。

中途解約してもポイントはもらえますか?

基本的に期待しない方がよい。

解約予約や中途解約をした場合はキャンペーン対象外と案内されている。初回満期日の翌日12時まで保有することがポイント進呈条件である。

まとめ:取れる人には強い。ただし「新規資金」と「満期管理」が条件

みずほ銀行の2026年夏の定期預金キャンペーンは、メガバンクの定期預金としてはかなり目立つ内容だ。

6ヵ月もの定期預金に、みずほポイントが大きく上乗せされる。50万円から対象になり、300万円なら税引後利息とポイントを合わせて約2万8,899円相当の概算になる。

ただし、これは条件を満たせた場合の話である。

特に大事なのは次の3つ。

アプリ内エントリー
新規資金の判定
初回満期日の翌日12時までの保有

この3つを外すと、キャンペーンの魅力は大きく下がる。

使うなら、生活費ではなく6ヵ月置ける安全資金で考える。金利だけでなく、ポイント付与時期、税金、預金保険、自動継続後の金利まで見ておく。

定期預金キャンペーンは、条件を読んだ人ほど取りこぼしが少ない。

今回のみずほキャンペーンも、まさにそのタイプである。

出典・参考資料