極洋 1301 2018年3月期第1四半期決算 売上高568.44億円(+8.9%) 営業利益: 9.79億円 売上高: 568.44億円 リスク: 原材料・エネルギー価格 為替変動

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高568.44億円522.06億円+8.9%2,500億円22.7%
営業利益9.79億円4.67億円+109.6%40億円24.5%
経常利益11.03億円3.80億円+190.1%40億円27.6%
純利益7.54億円5.51億円+36.8%27億円27.9%
EPS71.80円52.47円+36.8%257.07円27.9%

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率+36.8%四半期EPSと前年同期EPS四半期純利益の伸びと同じ方向です。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は1.6%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

営業利益の変化

営業利益は9.79億円、前年同期比+109.6%です。営業利益率は1.7%で、前年同期の0.9%から改善しました。

売上規模の確認

売上高は568.44億円、前年同期比+8.9%です。増収と利益率改善が同時に進んだ点は確認できます。

財務基盤

自己資本比率は23.4%、純資産は255.60億円です。前期末の25.6%から低下しており、運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは非開示です。利益よりキャッシュです。売掛金、在庫、仕入れ条件で資金が外に出る決算では、会計上の利益だけでは安心材料になりません。

販売数量・コスト前提の変動

通期予想は売上高2,500億円、営業利益40億円です。販売数量、為替、原材料費などの前提が崩れると、利益率の低い事業では影響が大きくなります。

市場評価の変動可能性

決算数値が改善しても、市場がすぐ信用するとは限りません。赤字縮小、利益率改善、営業CFの改善が同じ方向にそろって初めて、見直し買いが続きやすくなります。

財務安全性

財務安全性では、総資産1,074.22億円、純資産255.60億円、自己資本比率23.4%を確認します。第1四半期短信ではキャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

業界動向との関連

業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。

株価への示唆

中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高568.44億円(+8.9%)、営業利益9.79億円(+109.6%)、四半期純利益7.54億円(+36.8%)という内容でした。利益率改善が次の四半期にも続くかが焦点です。

来期見通し

通期見通しは、売上高2,500億円、営業利益40億円、経常利益40億円、純利益27億円、EPS257.07円です。第1四半期の進捗率だけでなく、利益率が維持できるかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は中立。増収増益と利益率改善は前向きですが、自己資本比率は前期末から低下しました。次回は営業利益率と通期予想への進捗を確認したいところです。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。