決算サマリー
| 項目 | 当期 | 前期 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 主要投資資産 | 499.58億円 | 299.83億円 | +66.6% |
| 現金・預金・その他 | 613.96億円 | 693.32億円 | -11.4% |
| 純資産 | 1113.55億円 | 993.16億円 | +12.1% |
| 発行済口数 | 30,061千口 | 8,636千口 | +248.1% |
| 100口当たり基準価額 | 370,421円 | 1,149,917円 | -67.8% |
| 1口当たり分配金 | 0円 | 0円 | 横ばい |
定量評価
NF日経ダブインバは日経平均ダブルインバース・インデックスに連動するETFです。純資産は1113.55億円、発行済口数は30,061千口、100口当たり基準価額は370,421円でした。期中は設定71,489千口が解約50,064千口を上回り、資金流入超でした。
ポジティブ要因
純資産の変化
純資産は1113.55億円で、前期の993.16億円から+12.1%でした。純資産が増えている場合は、基準価額の上昇だけでなく資金流入の有無も確認する必要があります。
口数と需給
期末の発行済口数は30,061千口で、前期末比+248.1%でした。期中は設定71,489千口が解約50,064千口を上回り、資金流入超でした。
基準価額と分配金
100口当たり基準価額は370,421円で、前期の1,149,917円から-67.8%でした。1口当たり分配金は0円です。
リスク要因
連動対象の価格変動
日経平均ダブルインバース・インデックスの値動きがそのまま基準価額へ反映されやすい構造です。指数が逆風の期間では、純資産と分配金の見え方も一段と弱くなります。
日次連動と複利効果
レバレッジ・インバース型ETFは、対象指数の日々の変動率に連動する設計であり、長く保有すると複利効果で指数の単純な累積変化とずれることがあります。短期のヘッジや売買向けの性格が強い商品です。
資金流出入の偏り
主要投資資産は499.58億円、現金・預金・その他は613.96億円です。解約超が続くと、純資産の縮小と流動性低下が同時に起きやすくなります。
財務安全性
ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産1217.51億円、負債103.96億円、純資産1113.55億円のバランスを優先して見ます。純資産の厚みと売買口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になります。
業界動向との関連
ETFでは、連動対象の値動きと資金流入出を分けて見ることが重要です。 同種ETFとの比較では、純資産の増減だけでなく発行済口数や分配金の安定性も重要です。
株価への示唆
ETFでは企業の株価というより、市場価格が基準価額に対してどの程度安定しているかを見る局面です。発行済口数の増加は利用ニーズを示す材料だが、基準価額の下落や日次連動のずれを消すものではありません。
今期の総括
今期は純資産1113.55億円、発行済口数30,061千口、100口当たり基準価額370,421円を確認する決算でした。指数の動きだけでなく、資金流入出がどちらに傾いたかを見ておきたい内容です。
来期見通し
ETFのため事業会社の会社予想はありません。次回は、連動対象指数の方向、日次連動のずれ、純資産残高、発行済口数、分配金水準の変化を継続確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の軸は、純資産1113.55億円、発行済口数30,061千口、100口当たり基準価額370,421円、そして期中の設定71,489千口と解約50,064千口のバランスです。資金流入は確認できるが、ダブルインバース型は基準価額の変動が大きく、投資判断では商品特性を先に確認したいETFです。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 決算短信」、NF日経ダブインバ、開示日: 2026-07-01