決算サマリー
| 項目 | 2027年2月期中間期 | 前年同期 | 前年同期比 | 通期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,884百万円 | 1,047百万円 | 80.0%増 | 4,823百万円 | 39.1% |
| 営業利益 | 409百万円 | 95百万円 | 328.1%増 | 1,449百万円 | 28.2% |
| 経常利益 | 409百万円 | 95百万円 | 327.4%増 | 1,449百万円 | 28.2% |
| 中間純利益 | 267百万円 | 61百万円 | 336.2%増 | 当期純利益972百万円 | — |
通期予想に対する単純進捗は売上39.1%、営業利益28.2%。下期偏重の可能性もあるため、進捗率のみで計画達成を判断できない。
セグメント
会社は製造業DX事業の単一セグメントとしており、セグメント別損益は開示していない。主な提供内容はAI外観検査・3D形状測定検査システム「Phoenix Vision/Eye」と、生産工程の自動化を支援するDXコンサルティング。大手半導体セラミックスメーカーの国内拠点で、製造プロセスのデジタル化と検査精度向上を目指す案件に採用されたと説明している。
中間期末の受注残高は1,308百万円、累計取引社数は394社。受注残のうち今期中に納品・検収される金額は示されておらず、売上への転化時期が次の確認点になる。
財務安全性
総資産は2,850百万円、純資産は2,353百万円、自己資本比率は82.6%。一方、現金及び現金同等物は前期末から288百万円減の138百万円だった。営業キャッシュ・フローは223百万円の収入に転じており、税引前中間利益409百万円が主因とされる。短期借入金は400百万円減少した。
ポジティブ要因とリスク
売上高の増加に加え、営業利益率は前年同期の約9.1%から約21.7%へ上昇した。会社は前期末の受注残の納品を進める一方、展示会でのリード獲得、金沢営業所・名古屋工場の開設、採用を通じて営業・供給体制を拡充した。
ただし、通期営業利益計画に対する進捗は28.2%。新設拠点や人員の固定費負担が売上に先行する可能性がある。中間期の営業CFは黒字だが現金残高は1億3,800万円で、納品時期や運転資金の振れも確認したい。
来期見通し
会社は2027年2月期の売上高4,823百万円(前期比47.1%増)、営業利益1,449百万円(同58.5%増)、当期純利益972百万円(同49.2%増)を予想し、従来予想を据え置いた。中間期の利益増加を通期計画へ結び付けられるかは、下期の受注残消化と新規受注の採算に左右される。
総合判断
総合判断は中立。中間期は増収増益で、受注残も確認できる一方、営業利益の通期進捗は28.2%、現金残高は1億3,800万円だった。下期の納品・検収と営業キャッシュ・フローが計画の裏付けになるかを見極めたい。
出典
- VRAIN Solution「2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)」(2026年10月14日公表、IR情報)。