決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 98.66億円 | 96.26億円 | +2.5% | 190億円 | 51.9% |
| 営業利益 | 16.61億円 | 15.60億円 | +6.5% | 30億円 | 55.4% |
| 経常利益 | 17.39億円 | 16億円 | +8.7% | 31億円 | 56.1% |
| 純利益 | 11.54億円 | 10.43億円 | +10.6% | 20億円 | 57.7% |
| EPS | 205.49円 | 185.76円 | +10.6% | 356.13円 | 57.7% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
| 事業 | 外部売上高(百万円) | 前年同期(百万円) | 前年同期比 | セグメント利益(百万円) | 前年利益(百万円) | 利益増減率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 食品 | 8,467 | 8,150 | +3.9% | 1,476 | 1,393 | +6.0% |
| 外食 | 1,398 | 1,475 | -5.2% | 182 | 164 | +11.0% |
外部売上高を使用し、セグメント間売上高を重複計上していない。連結営業利益は1,661百万円。セグメント利益の合計との差には、会社が開示する調整額が含まれる。
財務安全性
財務安全性では、総資産147.54億円、純資産114.82億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率77.8%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF10.82億円、投資CF-1.62億円、財務CF-2.50億円、現金及び現金同等物の期末残高60.83億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +10.6% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は16.8%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
営業増益
営業利益は16.61億円で、前年同期比6.5%増です。増益幅に加え、営業利益率16.8%を次の四半期でも保てるかが見られます。
売上規模の確認
売上高は98.66億円、前年比は+2.5%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は77.8%、純資産は114.82億円です。資本余力は、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは10.82億円です。売掛金、在庫、仕入れ条件による資金移動と、会計利益を照合する必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高190億円、営業利益30億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。
市場評価の変動可能性
株価の反応は、決算発表時の価格、出来高、市場予想などを併せて確認する必要があります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高98.66億円(+2.5%)、営業利益16.61億円(+6.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益11.54億円(+10.6%)という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。一時的な損益や税効果は、本業の収益力と分けて確認します。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高190億円、営業利益30億円、経常利益31億円、純利益20億円、EPS356.13円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の根拠は、売上高98.66億円、営業利益16.61億円、純利益11.54億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2018年6月期 第2四半期 第2四半期決算短信 (2017年7月1日~2017年12月31日)」、アクシーズ、開示日: 2018-01-26