決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 98.68億円 | 98.66億円 | 0% | 190.50億円 | 51.8% |
| 営業利益 | 12.45億円 | 16.61億円 | -25% | 27億円 | 46.1% |
| 経常利益 | 12.97億円 | 17.39億円 | -25.4% | 28億円 | 46.3% |
| 純利益 | 9.31億円 | 11.54億円 | -19.3% | 20億円 | 46.6% |
| EPS | 165.84円 | 205.49円 | -19.3% | 356.13円 | 46.6% |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
| 事業 | 外部売上高(百万円) | 前年同期(百万円) | 前年同期比 | セグメント利益(百万円) | 前年利益(百万円) | 利益増減率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 食品 | 8,445 | 8,467 | -0.3% | 1,065 | 1,476 | -27.8% |
| 外食 | 1,422 | 1,398 | +1.7% | 177 | 182 | -2.7% |
外部売上高を使用し、セグメント間売上高を重複計上していない。連結営業利益は1,245百万円。セグメント利益の合計との差には、会社が開示する調整額が含まれる。
財務安全性
財務安全性では、総資産159.26億円、純資産129.36億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率81.2%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF13.84億円、投資CF-3.04億円、財務CF-4.20億円、現金及び現金同等物の期末残高73.73億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | -19.3% | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は12.6%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
売上規模の確認
売上高は98.68億円、前年比は0%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は81.2%、純資産は129.36億円です。資本余力は、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
営業減益
営業利益は12.45億円で、前年同期比25%減です。減益要因が価格転嫁、数量、原価、人件費のどこにあるかが論点です。営業利益率は12.6%です。
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは13.84億円です。売掛金、在庫、仕入れ条件による資金移動と、会計利益を照合する必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高190.50億円、営業利益27億円です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。
市場評価の変動可能性
株価の反応は、決算発表時の価格、出来高、市場予想などを併せて確認する必要があります。
業界動向との関連
業界比較では、同業他社の同時期決算や市場統計も必要です。ただ、この段階では業界ストーリーを広げすぎない方がよいです。決算短信でまず見るべきは、売上が営業利益に落ちているか、営業CFが伴っているかです。
株価への示唆
中立評価でも、見る場所ははっきりしています。売上ではなく営業利益率、営業利益より営業CF。この順番で数字がそろうまでは、市場は様子見になりやすいです。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高98.68億円(0%)、営業利益12.45億円(-25%)、親会社株主に帰属する当期純利益9.31億円(-19.3%)という内容でした。ここで見たいのは、きれいな増収コメントではなく営業利益の質です。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。一時的な損益や税効果は、本業の収益力と分けて確認します。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高190.50億円、営業利益27億円、経常利益28億円、純利益20億円、EPS356.13円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は中立。判断の根拠は、売上高98.68億円、営業利益12.45億円、純利益9.31億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2019年6月期 第2四半期 第2四半期決算短信 (2018年7月1日~2018年12月31日)」、アクシーズ、開示日: 2019-01-25