決算サマリー

項目2023年10月期2023年4月期見方
純資産94.94億円86.71億円ファンド規模は拡大
主要投資資産93.31億円85.22億円株式が中心
現金・預金・その他資産1.62億円1.49億円負債控除後ベース
発行済口数42.6万口42.5万口口数はほぼ横ばい
1口当たり基準価額22,276円20,403円基準価額は上昇
1口当たり分配金219円231円分配金は減少

定量評価

指標変化見方
純資産増減率+9.5%基準価額上昇が主因
基準価額変化率+9.2%対象指数の値動きはプラス
分配金変化率-5.2%分配水準は低下
主要投資資産比率98.3%株式ETFとしての投資比率は高い

ポジティブ要因

基準価額の上昇

1口当たり基準価額は20,403円から22,276円へ上昇した。発行済口数がほぼ横ばいだったため、純資産の増加も基準価額の上昇による部分が大きい。

純資産の拡大

純資産は86.71億円から94.94億円へ増えた。100億円には届いていないが、ファンド規模は前期より一段大きくなっている。

リスク要因

分配金の減少

1口当たり分配金は231円から219円へ減少した。ETFの分配金は構成銘柄の配当、運用期間、ファンドの会計処理に左右される。分配金だけで商品性を判断するのは粗い。

流動性と乖離

ETFでは、基準価額と市場価格が常に一致するとは限らない。売買時は出来高、スプレッド、基準価額との乖離を確認したい。

財務安全性

ファンドの純資産は94.94億円、主要投資資産は93.31億円、現金・預金・その他資産は1.62億円だった。企業分析で見る自己資本比率やROEではなく、純資産規模、投資対象、口数の安定性を中心に見る。

業界動向との関連

2023年は日本株への資金流入が意識されやすい局面だった。1480は企業価値や分配を切り口にしたETFであり、大型指数ETFとは違う見られ方をする。テーマが続くか、出来高がついてくるかが確認点になる。

株価への示唆

基準価額の上昇はプラスだが、ETFの市場価格は指数の変動と売買需給で動く。短期的な値上がりより、指数の中身、信託報酬、分配方針、出来高を合わせて確認する局面である。

今期の総括

2023年10月期は、基準価額と純資産が上昇した一方、分配金は減少した。運用面は改善しているが、分配金だけを見て評価すると読み違える。ETFでは価格、分配、流動性を並べて見る。

来期見通し

ETFの次期見通しは、運用会社の業績予想ではなく連動対象指数の値動きに左右される。確認点は、指数構成銘柄の配当動向、日本株バリュー株への資金流入、売買出来高、基準価額との乖離である。

総合判断

総合判断は中立。基準価額と純資産は改善しているが、分配金は減少した。投資判断では対象指数の特徴と市場価格の乖離を確認する必要がある。

出典

本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「NEXT FUNDS 野村企業価値分配指数連動型上場投信 2023年10月期 決算短信」、NF企業価値、開示日: 2023-11-29
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。