決算サマリー
| 項目 | 当期 | 前期 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 主要投資資産 | 34.66億円 | 42.91億円 | -19.2% |
| 現金・預金・その他 | -0.02億円 | -0.03億円 | 増加 |
| 純資産 | 34.64億円 | 42.88億円 | -19.2% |
| 発行済口数 | 72千口 | 89千口 | -19.0% |
| 1口当たり基準価額 | 47,838円 | 47,970円 | -0.3% |
| 1口当たり分配金 | 非開示 | 非開示 | 比較困難 |
セグメント
ETFには事業会社の報告セグメントという概念は適用されません。当期末の資産構成は、主要投資資産34.66億円、現金・預金・その他-0.02億円で、純資産は34.64億円です。パラジウム地金を主要投資資産とする現物保管型ETFであり、事業別の損益は開示されていません。
財務安全性
ETFでは事業会社の自己資本比率よりも、総資産35.84億円、負債1.20億円、純資産34.64億円のバランスを優先して見ます。純資産の厚みと発行済口数の推移が、継続性と流動性を判断する基礎になります。
定量評価
純パラ信は、大阪取引所のパラジウム1グラム当たり先物価格を貴金属業者のフォワードレートで現在価値に引き直した価格に基づくパラジウム地金ETFです。純資産は34.64億円、発行済口数は72千口、1口当たり基準価額は47,838.11円でした。設定はなく、転換16970口により口数は純減しています。
ポジティブ要因
純資産の変化
純資産は34.64億円で、前期の42.88億円から-19.2%でした。1口当たり基準価額も47,970.15円から47,838.11円へ小幅に下落し、口数減が資産規模の縮小を大きくしました。
口数と需給
期末の発行済口数は72千口で、前期末の89千口から-19.0%でした。設定はなく、転換16970口が口数減につながっています。
基準価額と分配金
1口当たり基準価額は47,838.11円で、前期の47,970.15円から-0.3%でした。1口当たり分配金は非開示です。
リスク要因
連動対象の価格変動
大阪取引所のパラジウム先物価格とフォワードレートを基にした指標が下落すれば、基準価額も下がります。今回は口数減も重なり、純資産の縮小が目立ちました。
連動乖離・運用コスト
信託報酬などの運用コスト、構成銘柄の入れ替え、配当・税金の処理により、基準価額の騰落率が連動対象指数と完全には一致しない場合があります。
資金流出入の偏り
主要投資資産は34.66億円、現金・預金・その他は-0.02億円です。転換による口数減が続けば、純資産の縮小と流動性低下が同時に起きやすくなります。
業界動向との関連
ETFでは、連動対象の値動きと資金流入出を分けて見ることが重要です。 同種ETFとの比較では、純資産の増減だけでなく発行済口数や分配金の安定性も重要です。
株価への示唆
ETFでは企業の株価というより、市場価格が基準価額に対してどの程度安定しているかを見る局面です。純資産と口数が同時に増える局面は需給面で追い風になりやすく、逆に解約超が続くと値動きは重くなりやすいです。
今期の総括
今期は純資産34.64億円、発行済口数72千口、1口当たり基準価額47,838.11円を確認する決算でした。基準価額の下落は小幅でも、転換による口数減が資産規模を押し下げています。
来期見通し
ETFのため事業会社の会社予想はありません。次回は、連動対象指数の方向、指数との連動乖離、純資産残高、発行済口数、分配金水準の変化を継続確認します。
総合判断
総合判断は弱気。判断の軸は、純資産34.64億円、1口当たり基準価額47,838.11円、発行済口数72千口です。パラジウム価格だけでなく、転換による口数減が続くかも次回の焦点になります。
出典
本記事は、対象ETFが開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年7月期(2026年1月21日~2026年7月20日)中間決算短信」、純パラ信、開示日: 2026-09-02