決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 75.51億円 | 96.83億円 | -22% | 198.96億円 | 38.0% |
| 営業利益 | 0.30億円 | 3.44億円 | -91% | 4.68億円 | 6.4% |
| 経常利益 | 0.04億円 | 3.13億円 | -98.6% | 3.83億円 | 1.0% |
| 純利益 | -0.08億円 | 2.09億円 | 赤字転落 | 2.41億円 | 該当なし |
| EPS | -7.3円 | 183.22円 | 赤字転落 | 221.86円 | 該当なし |
会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。
セグメント
| 事業 | 外部売上高(千円) | 前年同期(千円) | 前年同期比 | セグメント利益(千円) | 前年利益(千円) | 利益増減率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 建設事業 | 3,111,050 | 5,417,802 | -42.6% | 111,027 | 263,490 | -57.9% |
| 不動産販売事業 | 8,880 | 9,015 | -1.5% | 8,880 | 6,015 | +47.6% |
| 建物管理事業 | 1,798,652 | 1,767,896 | +1.7% | 142,261 | 113,473 | +25.4% |
| 介護事業 | 2,633,049 | 2,488,510 | +5.8% | 63,968 | 244,002 | -73.8% |
外部売上高を使用し、セグメント間売上高を重複計上していない。連結営業利益は30,985千円。セグメント利益の合計との差には、会社が開示する調整額が含まれる。
財務安全性
財務安全性では、総資産141.91億円、純資産45.39億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率32.0%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF-6.63億円、投資CF-4.43億円、財務CF11.56億円、現金及び現金同等物の期末残高17.50億円です。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 赤字転落 | 当期EPSと前年同期EPS | EPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。 |
| ROE | 非開示 | 決算短信の収益性指標 | 自己資本に対する利益効率を確認する材料です。 |
| ROIC | 直接記載なし | 営業利益・総資産など | 投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。 |
| PER推移 | 市場データ未反映 | 過去レンジとの比較は未実施 | 株価評価では別途市場データの確認が必要です。 |
営業利益率は0.4%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。
ポジティブ要因
売上規模の確認
売上高は75.51億円、前年比は-22%です。営業損益と開示された営業キャッシュ・フローも併せて確認します。
財務基盤
自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は32.0%、純資産は45.39億円です。資本余力は、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。
リスク要因
営業減益
営業利益は0.30億円で、前年同期比91%減です。減益要因が価格転嫁、数量、原価、人件費のどこにあるかが論点です。営業利益率は0.4%です。
利益率とキャッシュのずれ
営業キャッシュ・フローは-6.63億円です。売掛金、在庫、仕入れ条件による資金移動と、会計利益を照合する必要があります。
販売数量・コスト前提の変動
次期または通期予想は売上高198.96億円、営業利益4.68億円です。利益予想への進捗に加え、会社が開示する事業別の採算や予想前提の変化を確認します。
市場評価の変動可能性
株価の反応は、決算発表時の価格、出来高、市場予想などを併せて確認する必要があります。
業界動向との関連
同業他社との同期間の数値比較は行っていません。同社の売上・利益の変化と、開示された事業別の状況を確認します。
株価への示唆
営業キャッシュ・フローはマイナスで、損益の水準と資金収支を併せて確認する必要があります。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は売上高75.51億円(-22%)、営業利益0.30億円(-91%)、親会社株主に帰属する当期純利益-0.08億円という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。一時的な損益や税効果は、本業の収益力と分けて確認します。
来期見通し
来期または通期見通しでは、売上高198.96億円、営業利益4.68億円、経常利益3.83億円、純利益2.41億円、EPS221.86円が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。
総合判断
総合判断は弱気。判断の根拠は、売上高75.51億円、営業利益0.30億円、純利益-0.08億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2022年6月期 第2四半期 2022.02.09 2022年6月期第2四半期決算短信〈 日本基準 〉【 非連結 】 PDF 354.0KB」、工藤建設、開示日: 2022-02-09