富士ピー・エス 1848 2004年3月期第2四半期決算 売上高162.38億円(-14.3%) 営業利益: 3.98億円 売上高: 162.38億円 リスク: 為替変動 受注採算・案件進捗 kabutrack.com

決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高162.38億円189.45億円-14.3%非開示該当なし
営業利益3.98億円6.88億円-42.1%非開示該当なし
経常利益3.94億円6.40億円-38.4%非開示該当なし
純利益1.64億円非開示-44.6%非開示該当なし
EPS9.01円296円-97.0%非開示該当なし

会社計画欄は通期予想を基準にしており、進捗率は単純計算です。季節性がある企業では、進捗率だけで達成可能性を判断できません。

セグメント

富士ピー・エスは平成16年3月期中間決算短信(連結)において、報告セグメント別の詳細損益を限定的に開示している。当期の全社売上高は162.38億円、営業利益は3.98億円であり、事業別・サービス別の営業利益配分は決算短信からは確認できない。このため、セグメント評価では全社利益率とキャッシュ・フローの連動を優先して確認する。

財務安全性

財務安全性では、総資産304.68億円、純資産115.62億円、自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率37.9%を確認します。キャッシュ・フローは営業CF5.48億円、投資CF-4.22億円、財務CF-2.49億円、現金及び現金同等物の期末残高65.62億円です。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率-97.0%当期EPSと前年同期EPSEPSが確認できる場合は、純利益の伸びと合わせて確認します。
ROE非開示決算短信の収益性指標自己資本に対する利益効率を確認する材料です。
ROIC直接記載なし営業利益・総資産など投下資本の内訳が決算短信だけでは不足するため、簡易算定は保留します。
PER推移市場データ未反映過去レンジとの比較は未実施株価評価では別途市場データの確認が必要です。

営業利益率は2.5%、総資産経常利益率は非開示です。営業利益と純利益の方向を分けて確認することで、一時要因だけに引きずられない評価ができます。

ポジティブ要因

売上規模の確認

売上高は162.38億円、前年比は-14.3%です。売上だけで評価する局面ではなく、営業利益と営業CFにどう落ちるかを合わせて見ます。

財務基盤

自己資本比率または親会社所有者帰属持分比率は37.9%、純資産は115.62億円です。資本余力は、案件ごとの採算や運転資金の振れとは分けて評価します。

リスク要因

営業減益

営業利益は3.98億円で、前年同期比42.1%減です。減益要因が価格転嫁、数量、原価、人件費のどこにあるかが論点です。営業利益率は2.5%です。

利益率とキャッシュのずれ

営業キャッシュ・フローは5.48億円です。会計上の利益と資金収支を分けて確認します。

販売数量・コスト前提の変動

次期または通期予想は売上高非開示、営業利益非開示です。計画を見る時は、売上前提よりも営業利益率の前提を先に疑います。販売数量、為替、原材料費、人件費、案件進捗のどれかが崩れると、利益の薄い会社ほどすぐ数字に出ます。

市場評価の変動可能性

株価の反応を判断するには、発表時点の価格、出来高、市場予想との比較が必要です。

業界動向との関連

同業他社との同期間の数値比較は行っていません。同社の売上・利益の変化と、開示された事業別の状況を確認します。

株価への示唆

市場はまだ信用しにくい内容です。売上、利益率、キャッシュのうち少なくとも一つがはっきり改善しないと、決算を買う理由は作りにくいでしょう。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。

今期の総括

今期は売上高162.38億円(-14.3%)、営業利益3.98億円(-42.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益1.64億円(-44.6%)という内容でした。営業利益と純利益の方向が異なる場合は、特別損益や税効果を分けて読みます。本業の収益力とは異なる要因が混じると、株価の評価は長続きしません。

来期見通し

来期または通期見通しでは、売上高非開示、営業利益非開示、経常利益非開示、純利益非開示、EPS非開示が示されています。会社予想は前提です。増収計画より、営業利益率と営業CFがその計画に届く形になっているかを次の開示で確認します。

総合判断

総合判断は弱気。判断の根拠は、売上高162.38億円、営業利益3.98億円、純利益1.64億円という決算短信上の主要数値と、確認できる財務指標のバランスです。次回は営業利益率、営業CF、EPS、ROIC、PERを同じ方向で確認したいところです。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「平成16年3月期中間決算短信(連結)」、富士ピー・エス、開示日: 2003-11-20