決算サマリー

売上高は83,083百万円で前期比22.7%増、営業利益は4,737百万円で同77.8%増、経常利益は5,518百万円で同65.1%増、親会社株主に帰属する当期純利益は4,287百万円で同47.9%増でした。営業利益率は5.7%です。

2027年3月期会社予想は、売上高95,000百万円、営業利益7,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益5,200百万円です。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

定量評価

EPSは2026年3月期実績で128.96円、2027年3月期会社予想で156.93円です。予想EPSは実績比で約21.7%増です。

2026年5月12日観測の株価2,023円を用いると、予想PERは約12.9倍です。ROICは決算短信の開示情報だけでは算定不可です。ROEは6.1%、自己資本比率は60.7%でした。

ポジティブ要因

売上成長に加えて営業利益率が改善し、利益の伸びが売上の伸びを上回りました。営業キャッシュ・フローは4,706百万円のプラスで、事業活動からの資金創出も確認できます。

来期は営業利益54.1%増を見込んでおり、受注環境が良好に推移する場合は利益拡大が続く可能性があります。

リスク要因

電力・エネルギー関連工事は、案件の進捗、資材価格、労務費、発注時期に左右されます。大型工事の採算変動は利益率に影響します。

公共・インフラ関連需要は比較的底堅い一方、当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。

財務安全性

総資産119,329百万円、純資産72,452百万円、自己資本比率60.7%です。現金及び現金同等物は9,687百万円でした。

年間配当は63円、来期予想は77円で、増益計画に沿って配当増加を見込んでいます。

業界動向との関連

電力設備、発電所、インフラ更新、脱炭素関連投資は中長期の需要を支える要因です。一方で、工事業では人手不足と資材費上昇が収益性の変動要因になります。

株価への示唆

予想PER約12.9倍、予想配当利回りは約3.8%です。来期の増益計画が実現に近づくほど、株価評価は改善する可能性があります。

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

今期は売上、利益、キャッシュ・フローがそろって伸びた良好な決算でした。特に営業利益の伸びが大きく、採算改善が目立ちます。

来期見通し

来期はさらに増収増益を見込んでいます。会社予想は外部環境により変動する可能性がありますが、現時点の計画は前向きな内容です。

総合判断

総合判断は中立である。業績モメンタムは強いものの、工事採算や案件進捗による変動要因を確認しながら評価したい決算です。

出典

会社開示資料「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」。