決算サマリー
通期決算のため予想欄は次期会社予想です。進捗率は該当しません。
| 指標 | 当期 | 前年同期 | 増減率 | 次期会社予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 79.98億円 | 74.63億円 | +7.2% | 81.60億円 | |
| 営業利益 | 4.00億円 | 3.26億円 | +22.5% | 4.10億円 | |
| 経常利益 | 3.99億円 | 4.17億円 | -4.4% | 4.00億円 | |
| 親会社株主に帰属する純利益 | 2.80億円 | 3.88億円 | -28.0% | 2.80億円 |
セグメント
報告セグメントはタイヤサービス機器とタイヤ製造販売の2事業です。タイヤサービス機器は売上高49.77億円(+8.7%)、営業利益2.43億円(+12.0%)。人手不足を背景に省力化・高付加価値機器の販売を強め、原材料費や人件費の上昇分も吸収しました。タイヤ製造販売は売上高30.21億円(+4.7%)、営業利益1.33億円(+50.2%)。価格改定、工賃収入やタイヤ保管の拡大、業務効率化が利益を押し上げています。
財務安全性
期末現金は8.51億円で前期末から1.97億円減少。営業CFは4.80億円の収入、投資CFは1.88億円の支出、財務CFは4.90億円の支出でした。純資産52.41億円、自己資本比率54.0%。営業CFは黒字ですが、長期借入の返済などで現金残高は減っています。
定量評価
売上高は7.2%増え、営業利益率も約4.4%から5.0%へ上昇しました。一方、経常利益と純利益は減少しており、本業の営業増益が最終利益に届かなかった点を分けて見る必要があります。
ポジティブ要因
タイヤサービス機器事業は省力化ニーズを捉え、売上・営業利益とも増加しました。タイヤ製造販売事業も価格改定や工賃・保管サービス、経費削減が寄与し、営業利益は50.2%増でした。
リスク要因
会社は次期について、タイヤメーカーの価格改定前需要の反動やインフレ下の販売数量を慎重に見ています。また、人件費・物流費の上昇と、自動化設備やシステムへの投資も計画しています。営業利益は今期並みの予想で、増収がそのまま利益成長につながる前提ではありません。
業界動向との関連
当期の短信で確認できる需給・コスト要因は上記の通りです。業界全体の統計や競合比較は本記事では加えていません。
株価への示唆
短期的には、案件採算・利益率の回復を次の開示で見極める必要があります。決算数値だけから株価反応や妥当株価は判断できません。
今期の総括
小野谷機工(209A)の2026年8月期は、売上高79.98億円、営業利益3.99億円で増収増益でした。一方、経常利益は4.4%減、純利益は28.0%減です。次期は利益水準を維持する計画で、機器販売の伸びとタイヤ販売の数量・採算が確認点です。
来期見通し
2027年8月期予想は売上高81.60億円、営業利益4.10億円、経常利益4.00億円、純利益2.80億円です。年間配当予想は未定。会社は売上高の微増、営業利益は今期並みを見込んでいます。
総合判断
今回の決算で確認できた事実は、売上高79.98億円(+7.2%)、営業利益3.99億円(+22.5%)です。評価の焦点は、会社計画の達成に向け、個別事業の採算が改善するかにあります。
出典
- 「2026年8月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、小野谷機工、2026年10月14日公表(公式IR資料)